運河公園/小樽
【投稿日】2013年11月29日(金)| 北海道発
小樽の歴史を感じられる場所

貨物の荷揚げを円滑にするという使命を担い、大正12年(1923)に完成した小樽運河。戦後、その役割を終えた運河は、昭和61年(1986)に散策路やガス灯が整備された現在の姿になった。その際、運河の半分が道路として埋め立てられたが、「北運河」と呼ばれる北部は昔の姿が残されている。運河の幅は当時の40メートルのままで、作業船などの小型船が係留して、運河本来の姿が見られる。
「運河公園」はその北運河沿いにあり、国指定重要文化財である旧日本郵船(株)小樽支店の船入澗であった場所に造られている。広さは約7800平方メートルで、園内には明治・大正の石造りの倉庫を再利用した遊具施設棟や休憩棟を設置。中央部には当時の「船入澗」形状を模した噴水池がある。他にも、小樽港の築港に従事した廣井勇や伊藤長右衛門の胸像や、童謡でよく知られる「赤い靴」の親子像など、小樽にゆかりのある人々の銅像もある。
【住所】小樽市色内3-6 北運河沿い
【交通】JR:函館本線小樽駅から徒歩約20分
【駐車場】なし
【投稿日】2013年11月29日(金)【投稿者】たびらい編集部