ネムロコウホネ/知床五湖
【投稿日】2013年11月15日(金)| 北海道発
湖面を飾る黄色い花

知床五湖には 5つの湖を一周できる散策のための遊歩道が設置されている。そこを歩いていると、湖面から顔を出したピンポン球くらいの黄色い花と、蓮によく似た葉が水面に浮かんでいるのを見かける。その正体はネムロコウホネというスイレン科コウホネ属の花。 漢字表記では根室河骨と書くが、これは水中に沈んでいる根茎が白く骨のように見えるということから由来している。エゾコウホネの呼び名の方が一般的だ。
北海道から本州北部の水中に生える多年草で、可愛らしい黄色い花が特徴。開花時期は7~8月で、知床五湖では6月下旬から8月上旬にかけて主に三湖で見頃を迎える。知床五湖以外では発見された場所の根室はもちろんのこと、大沼公園やニセコの神仙沼湿原でも見ることが出来る。絶滅危急種に指定されている貴重な花だ。
花の大きさは2.5センチほどで、花びらに見える5枚のガクの内側に多数の花弁を持つ。コウホネとよく似ているが、ネムロコウホネは葉が水面に浮かんでいることから、空中に葉が突き出るコウホネと区別している。
【住所】北海道斜里郡斜里町遠音別村(知床国立公園内)
【営業期間】4月下旬~11月下旬
【営業時間】7時30分~18時(閉館は時期により変動)
【駐車場】あり、7時30分より営業
【駐車料金】普通車 500円、バイク 200円
【問い合わせ(電話番号)】0152-24-3323
【投稿日】2013年11月15日(金)【投稿者】たびらい編集部