「風のガーデン」グリーンハウス／富良野

緑の中に映える白い壁のグリーンハウス

倉本聰氏の描く「富良野三部作」最後の作品となった「風のガーデン」。この作品で外せない存在と言えば、ロケ地となったブリティッシュガーデン。そこに立つシンボル的な存在が白い壁の建物「グリーンハウス」だ。「風のガーデン」は緩和医療をテーマとしたストーリーのドラマで、中井貴一氏をはじめ黒木メイサさん、神木隆之介氏に加え、この作品が遺作となった緒形拳氏もキャストの一人だった。

グリーンハウスの室内は自由に立ち入りができ、ドラマ撮影時のセットがそのまま保存されている。何度も作中に出てきた椅子、暖炉、ピアノもそのままあり、生活感すら感じさせる雰囲気だ。また、テーブルの上にたくさんの押し花が広げられている様子もまさに「風のガーデン」の世界。ドラマと全く同じ風景を目の当たりにできる。

他にもグリーンハウス周辺では作中に登場した「ガブリエルの像」や「犬のお墓」、そしてドラマのファンなら絶対に見ておきたい「キャンピングカー」もドラマと同じように林に隠されている。

もしドラマを知らない人でもそのガーデンの美しさと、それを際立たせる白い壁を模様のように緑のツタが走る姿は十分に見る価値がある風景だ。また、グリーンハウスの裏手には小さなカフェスペースがあり、ここでハーブティーやマフィンなどを味わうこともできる。

【住所】北海道富良野市中御料
【交通】車：札幌から約2時間(道央自動車道利用　三笠IC経由)
【問い合わせ】0167-22-1111/新富良野プリンスホテル
【駐車場】あり(無料、新富良野プリンスホテル内)
【料金】大人700円、小学生(7～12歳)500円、幼児無料


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