小樽市総合博物館・運河館/小樽
【投稿日】2013年07月17日(水)| 北海道発
約2000点の資料が展示されている博物館

小樽市総合博物館・運河館は小樽運河沿いの「旧小樽倉庫」の一部を利用した博物館。小樽博物館と小樽市青少年科学技術館の機能を統合し、平成19年(2007)7月14日に、手宮駅にあった小樽交通記念館の施設を利用して発足。旧小樽交通記念館を本館、旧小樽博物館を運河館と改称した。小樽の歴史や自然に関しての資料が約2000点展示されている。外壁には札幌や小樽の軟石、屋根には若狭(福井県)産の瓦とシャチホコ。シャチホコの高さは1.5メートル、重量120キログラムの銀瓦製で、頭部には製作者四方吉次郎氏の銘が入った秀作だ。
展示館は2つに分かれており、第一展示室は小樽発展の歴史、北前船の航路、ニシン漁の様子、商業都市に成長した小樽の地図や写真を紹介している。第二展示室では、小樽周辺の森の動植物の姿や、縄文時代後期の忍路土場遺跡から発掘された資料をもとに再現された生活の様子をジオラマで紹介している。土器などに文様をつけたり、火をおこす労力を体験する古代体験も実施しており、特に火おこしのシミュレーションは3種類の木材による作業時間の差までも体験できる。
また、「ニシン」「鉄道」など4つのテーマの昭和初期の9.5ミリフィルムを公開しており、かつて北海道を支えた繁栄の時代の映像も見ることができる。
【住所】北海道小樽市色内2丁目1-20
【交通】JR:函館本線小樽駅から徒歩約10分
【駐車場】あり(20台/無料)
【料金】運河館:一般300円、共通入館料(本館・運河館・旧日本郵船の内2館入館可能)500円、年間パスポート1000円
【投稿日】2013年07月17日(水)【投稿者】たびらい編集部