小清水原生花園/小清水町
【投稿日】2013年06月28日(金)| 北海道発
海と湖に囲まれた自然のお花畑

オホーツク海沿岸には規模の大きな原生花園がいくつもある。その中でも有名なのが小清水原生花園だ。ここはオホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)の間の細長い土地で、網走国定公園の一部。花の賑わう時期は6月~8月で、クロユリ、センダイハギ、ヒオウギをはじめ、エゾスカシユリやハマナスなど約40種類の野花が短い夏を彩る。花の季節の前、春先の平地で雪が消えるころになると「野焼き」が行われる。野火をおこし枯れ草を燃やすことで、花々が元気に成長し美しく咲くのだ。
園内では地元の住民などがボランティアで活動している。黄色いユニフォームに身を包んだ「原生花園フラワーガイド」は、園内の花やオホーツクの四季の様子や原生花園の歴史など広く情報を紹介してくれる。また、観光シーズン(5月1日~10月31日)にはJR釧網(せんもう)本線に原生花園駅が臨時で開設される。駅員の制服を無料で貸し出していて記念撮影のサービスなどもあり人気だ。
原生花園のインフォメーションセンターHANAには売店や休憩コーナーのほかに大画面シアターや、バーチャルスタジオ(花畑や流氷などと合成写真を作成)などで楽しめる。ジェラートやソフトクリームも人気があり、時期によってはちょっと珍しい「ハマナスソフトクリーム」を味わうことができる。
【投稿日】2013年06月28日(金)【投稿者】たびらい編集部