1. 知床羅臼八景「マッカウス洞窟」

知床羅臼八景「マッカウス洞窟」

【投稿日】2013年05月27日(月)| 北海道発

幻想的な光を放つ「ひかりごけ」が自生する洞窟

マッカウス洞窟

知床といえばウトロ側の観光地のほうが有名なものが多いが、知床横断道路(国道334号線)を渡った、反対側の羅臼にも面白いスポットがある。羅臼八景なる観光スポットも存在し、その一つに「マッカウスの洞窟」がある。ここは北海道指定天然記念物の一つ、「ひかりごけ」が自生する洞窟だ。ひかりごけとは言っても、それ自身が光を放っているわけではなく、反射でエメラルドグリーンに光って見えるのだ。

ひかりごけは環境の変化に敏感で、温度や湿度の変化によって簡単に枯れてしまう。そのため絶滅が危惧されているのだが、ここはひかりごけが見られる日本でも有数の大きさなのだ。

5月から10月頃の夏期間はぼんやりと光るひかりごけ、12月から4月頃には、ひかりごけに代わって「氷筍(ひょうじゅん)」というものが楽しめる。字のごとく、氷が筍のように下から生えてくるのだ。冬期間は知床横断道路も通行できず、羅臼まで行くのも難しいかもしれないが、冬は冬だけの自然の姿があるので、冬の道東にも足を運んでみてほしい。

※マッカウス洞窟は岩盤剥離の恐れがあるため、一部立ち入りを禁止としていたが、岩塊内部の調査の結果、亀裂が発見され崩落の危険があるため、現在全面立ち入り禁止。※平成26年3月7日以降

【住所】北海道目梨郡羅臼町共栄
【交通】車:札幌から約6時間30分(道央自動車道 札幌IC→旭川紋別道丸瀬布IC経由)
    飛行機:中標津空港から車で約1時間(国道335号経由)
【駐車場】あり
【料金】無料

【投稿日】2013年05月27日(月)【投稿者】たびらい編集部

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