1. ルシャ湾/知床

ルシャ湾/知床

【投稿日】2013年05月24日(金)| 北海道発

親子のヒグマが見られることも

ルシャ湾

「ルシャ」はアイヌ語で「浜へ降りていく道」という意味。その名の示す通りルシャ湾は断崖絶壁が続く知床半島のオホーツク海側で数少ない岩場の海岸だ。真夏でも風速2~30メートルの強風が吹く自然環境の厳しい場所。秋にはカラフトマスやシロザケの遡上があり、それを狙って特別天然記念物のオジロワシも訪れる野生動物の宝庫でもある。

中でも最大の目玉は「ヒグマ」が見られることだろう。ヒグマは本州に生息するツキノワグマよりも肉食性が強く大型で、襲われたら成人男性でもひとたまりも無い。しかし、知床大橋からルシャ湾までの知床林道は環境保護のため、一般車両は通行できない。ルシャ湾のヒグマが見たい場合は観光船に乗って海の上から眺めることになるので安心して楽しめる。ただし少し距離があるので双眼鏡を持参すると観察しやすい。

お土産でよく見かける木彫りのクマはサケをくわえているが、実はサケ・マス類を食べるヒグマは知床半島の一部しかいない。最近ではサケが川を遡上しないこともあるため、クルージング中に遭遇できたら幸運だ。さらに春先には親子連れのクマも見られることがある。

【住所】北海道斜里郡斜里町(知床半島)
【交通】車:札幌から約5時間40分(道央自動車道 札幌IC→旭川紋別道丸瀬布IC経由)
    JR:釧網本線知床斜里駅から斜里バスウトロ温泉ターミナル行きで1時間、終点下車、タクシーで20分
【駐車場】クルーザー乗り場にあり(無料)
【料金】観光船有料
【備考】URL http://www.shiretoko.asia/

【投稿日】2013年05月24日(金)【投稿者】たびらい編集部

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