1. 大湯沼/登別温泉

大湯沼/登別温泉

【投稿日】2013年05月20日(月)| 北海道発

地獄の釜を思わせる迫力

大湯沼

地獄谷から歩いて20分。大湯沼は日和山が噴火した時の爆裂火口跡で、地獄谷の北側にある。周囲約1キロメートル、深さ22メートルのひょうたん型をしており、このような大規模な湯の沼は世界的にも類がなく、学術的にも貴重なものとされている。

表面の温度は約40度から50度で灰黒色をしているが、沼の底では約130度の硫黄泉が噴出している。大沼池の付近には硫黄の香りが立ちこめており、ぐつぐつと湯気が立ち上る様子はまるで地獄の釜の様相を呈している。

付近には展望台もある。そこから眺める大湯沼は、近くで見る迫力ある様子とは異なり温泉の噴出で白くなった山と湖が美しい。また、下流の大湯沼足湯ではこの大湯沼から流れ出した源泉掛け流しの足湯を楽しむことができる。

大湯沼の泉質は硫黄泉。毛細血管や冠状動脈を拡張させる働きがあるため、慢性気管支炎や動脈硬化症に効果がある。解毒作用もあり、慢性皮膚病などにも良いとされている。

なお、日和山は現在でも活火山として活動しているため、真っ白な煙が立ち上る様子が見られる。その標高は337メートル。さまざまな高山植物の群落があり、山麓から中腹に広がる日和山原生野草園では7月から9月初旬まで花を楽しむことができる。10月中旬に見頃を迎える紅葉も美しく、人気の観光スポットだ。

【住所】北海道登別市登別温泉町無番地
【交通】JR:室蘭本線登別駅から道南バス登別温泉行きで15分、終点下車、徒歩30分
【駐車場】有り(大湯沼駐車場-冬季閉鎖)
【料金】無料

【投稿日】2013年05月20日(月)【投稿者】たびらい編集部

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