極楽通り/登別温泉
【投稿日】2013年05月17日(金)| 北海道発
古き良き温泉街

登別温泉のメインストリートである極楽通り商店街には、飲食店や老舗の土産物屋が立ち並び、観光シーズンには浴衣で道を歩く観光客で賑わっている。硫黄の匂いがするこの通りは、どこか懐かしい情緒ある温泉街という趣だ。
地獄谷で有名な登別では鬼の像やモニュメントをよく見かけるが、この通りのあらゆるところでも“鬼”に出会う。極楽通りの入り口には金棒がそびえ立ち、道を行けば無病息災・諸病平癒のご利益のある湯かけ鬼像や、からくり仕掛けの閻魔様を見ることができる閻魔堂がある。他にもそれぞれ合格祈願、商売繁盛、恋愛成就の効果がある高さ50センチほどの3匹の鬼のシンボル像も設置されている。彼らを探しながら道を歩くのも登別ならではの楽しみだ。
鬼というと怖いイメージがあるかもしれないが、登別の鬼の表情は恐ろしいながらも皆どこかユーモラスであたたかい。人々の生活に溶け込みながら、そっと見守っているといった様子だ。日常の喧噪から離れてカラカラと下駄を鳴らしながら浴衣で温泉巡りをすれば、穏やかな気持ちになれる。日帰り入浴可能な温泉も多く、ふらりと訪れられるのも魅力。源泉によって湯の色や効能が違うので入り比べてみても非常に面白い。ただし土産物店は閉店時刻が意外に早いので、お土産は早めに買うことをおすすめする。
【住所】北海道登別市登別温泉町
【交通】JR:室蘭本線登別駅→登別温泉行きバス、登別温泉ターミナル下車、徒歩5分
【駐車場】地獄谷駐車場(有料)
【料金】無料
【投稿日】2013年05月17日(金)【投稿者】たびらい編集部