知床八景「プユニ岬」｜夕陽に染まるオホーツクの海を眺める

プユニ岬は斜里町ウトロから約3.5キロ、車で約5分のところに位置しており、知床五湖へ向かう途中の登り坂にある展望地。プユニ岬はアイヌ語で「穴のある場所」いう意味に由来しています。駐車場はありませんが、旧道や1キロほど離れた知床自然センターに車を止めて眺めを楽しむ人もいます。プユニ岬には標識のみで展望台が無く、直接立ち入ることはできませんが、展望場所である見晴橋から美しい風景が楽しめますよ。オロンコ岩や岩礁まで見えるほど澄みきったオホーツクの海、海岸線に広がるウトロの町並みはもちろんのこと、天気の良い日は背後の阿寒国立公園の山々を見渡すことができます。

知床八景に選ばれているこの場所の最大の魅力は、夕暮れ時。プユニ岬は夕陽の名所で、沈む太陽がオホーツクの海をオレンジ色に染めてゆく光景は格別に美しいと評判です。

冬にはオホーツク海でも早い時期に流氷が訪れます。ウトロ港に一面の真っ白な平原が広がり、夏とはまた異なった楽しみ方ができますよ。港を埋め尽くした流氷が夕陽に照らし出される情景を撮影するために訪れる人もいるほど、人々の心を捉えて離しません。

プユニ岬は四季を通じて撮影スポットとしても人気。知床の観光シーズンは6月からですが、夏でも少々肌寒い日があるため上着の準備をしておくと安心です。また、この付近では運が良ければ草を食むエゾシカや大空を舞うオジロワシなど、野生動物を見ることもできますよ。

■プユニ岬
【住所】北海道斜里郡斜里町
【交通】車：札幌から約5時間50分(道央自動車道札幌IC→旭川紋別自動車道丸瀬布IC経由)
【駐車場】なし
【料金】無料


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