1. ヒメマス

ヒメマス

【投稿日】2013年07月29日(月)| 北海道発

是非一度は味わってほしい地元ならではの魚

ヒメマス

ヒメマス(姫鱒)は鮭の仲間の淡水魚で、地元では「チップ」とも呼ばれている。チップというのはアイヌ語で「薄い魚」という意味のカパチェプ(kapacep)のチェプが訛ったもので、体長は20~30センチ程、銀色に光る姿と美しいピンク色の身が特徴である。

北海道内では支笏湖をはじめ、洞爺湖、阿寒湖、屈斜路湖、などに生息しており、食材としての人気が高く各湖の近隣にはヒメマス料理を提供しているホテルや、専門の料理店などもある。ルイベ(凍った状態の刺身)、塩焼き、フライ、マリネ、チャンチャン焼き風、甘露煮、燻製などさまざまな食べ方で味わえる。冷凍の技術が高くなったため一年を通してヒメマスを食べることは可能だが、捕れたての味わいは格別だ。

支笏湖では旬の夏の時期に捕れるヒメマスは「ナツヒメ」と呼ばれ、その後の産卵を終えた秋のものを「アキヒメ」ともいう。アキヒメは以前はあまり人気がなかったのだが、支笏湖地区の料理人を中心に開発されご当地グルメとなったのが「アキヒメ温玉ライス」だ。アキヒメのフレークをご飯と混ぜ樽前山に見立て、その中に溶岩をイメージした温泉玉子、まわりにソースや野菜で支笏湖や森に見立てた盛り付けで仕上げる。支笏湖での漁の解禁期間は、6月1日から8月31日までの3カ月間。北海道の夏の風物詩の一つだ。

■支笏湖
【住所】北海道千歳市支笏湖 地図
【交通】車:札幌中心部から約1時間10分(国道453号経由)

■洞爺湖
【住所】北海道虻田郡洞爺湖町 地図
【交通】車:札幌中心部から約2時間(国道230号経由)

■阿寒湖
【住所】北海道釧路市阿寒町阿寒湖 地図
【交通】車:札幌中心部から約4時間(道東自動車道 足寄IC利用)

■屈斜路湖
【住所】北海道川上郡弟子屈町屈斜路 地図
【交通】車:札幌中心部から約5時間(道東自動車道 足寄IC利用)

【投稿日】2013年07月29日(月)【投稿者】たびらい編集部

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