受け継がれる理由は美味しさ。函館に行く度食べたい絶品駅弁。

函館駅には旅人のお腹を満たすだけでなく、味にも満足できる有名な駅弁がある。それが、青函連絡船の時代から変わらない製法で受け継がれた伝統ある逸品「鰊みがき弁当」だ。
鰊は骨が多く食べづらいイメージがあるが、この弁当は骨まで軟らかく煮てあり舌触りも気にならず、甘さと辛さのバランスが絶妙。一緒に盛り付けられた数の子は薄味で、味が濃いめの鰊とかわるがわるどんどん食べ進んでしまう。おかずはコリコリとした食感の茎わかめとたくあんという至ってシンプルな弁当だ。
他にも、いくら・ほたて・鰊みがき・数の子・いかめし・かにめし等函館駅で人気の高い8種類の味が楽しめる「北の駅弁屋さん」や、ご飯の上に海の幸を敷き詰めた「蝦夷ちらし」など、多数販売されている。