神居古潭|遺跡や鉄道など多くの魅力を持つ、旭川の紅葉の名所
【投稿日】2013年09月29日(日)| 北海道発

旭川の紅葉の名所、神居古潭。1997年には、旭川の代表的な情景を選定した「旭川八景」にも選定されました。
さらに、神居古潭地区を流れる石狩川の急流沿いには「魔人の足跡」と呼ばれ、アイヌの伝説に登場する奇岩、おう穴群が点在しています。天然記念物として認定され、「日本の地質百選」にも選ばれているんです。数々のアイヌの伝説が残るアイヌ文化の刻まれた地で、「カムイコタン」とはアイヌ語で「神のいるところ」と言う意味。鮮やかに色づいたナナカマド、ミズナラ、カエデなどの紅葉で美しく彩られた山々と石狩川に掛かる真っ白な吊り橋のコントラストは素晴らしい景観ですよ。
橋を渡った先には階段があり、その中腹には大正時代を代表する歌人・九条武子の歌碑があります。さらに上ると蒸気機関車の車輪が置かれ、1969年に廃駅となった旧函館本線の神居古潭駅(旭川市有形文化財)、神居古潭駅横のサイクリングロード沿いには蒸気機関車3両が静態保存されています。1932年に貨物列車ががけ崩れに遭い石狩川に転落。車両はまだ川底に眠っているという説もあります。サイクリングロードの旭川方向は現在落石の危険があるため通行止めになっているのでご注意を。
最近ではパワースポットとしても知られ、周辺には竪穴式住居跡やストーンサークルなどの遺跡もある神秘的な場所です。伝説では、魔神ニッネカムイと守護神サマイクルの戦いによって作られた地形とされ、実際の景観と見比べながらその戦いの痕跡を探るのも良いですね。
【住所】北海道旭川市神居町神居古潭
【交通】JR:旭川駅から中央バス深川私立病院行きで約30分、神居古潭下車徒歩約5分
車:札幌中心部から約1時間30分(道央自動車道 深川IC利用)
【駐車場】30台 無料
【電話番号】0166-25-7168 /旭川市観光課
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【投稿日】2013年09月29日(日)【投稿者】たびらい編集部