1. 「日本一のワインぶどうの産地に」100%余市産のワインを作るオチガビワイナリー

「日本一のワインぶどうの産地に」100%余市産のワインを作るオチガビワイナリー

【投稿日】2020年01月31日(金)| 北海道発

JR余市駅から車で10分、余市産のワイン用ぶどうのみを使い地元で醸造する「オチガビワイナリー」は豊かな自然に恵まれた山田町の一角にあります。



西ドイツの国立ワイン学校で学び、ウィーン郊外オーストリアの国立醸造所で研修を受けたのち長野や新潟・北海道でワイン作りに没頭した落希一郎氏と、大手石油会社を退社後、落氏に弟子入りした佐沢雅美氏によって2013年11月に設立されました。

設立にあたり、二人が余市という地を選んだのはごく自然な流れでした。1970年代に落氏が西ドイツやウィーンから持ち帰った40のぶどうの品種は、最初に北海道全域で育てられていました。自身は1980年後半に長野県北部へ、1991年からは新潟市へ転身しワイン作りを行っていましたが、その間おおよそ30年の時間を経て、彼が持ち帰ったぶどうの品種が一番栄えていたのは、余市だったのです。



余市は寒暖差が大きく、糖度の高いぶどうが栽培できたというのも栄えた理由の一つかもしれません。しかしながら町内で収穫されたぶどうの多くが、大手ワインメーカーや他地域に出荷されている現状を目の当たりにし、「日本一のワインぶどうの産地に、美しいワイナリーを作りたい」と目標を掲げ、ワイン作りをスタートさせました。




現在、このオチガビワイナリーではドイツ・オーストリアの品種に加え、フランス系品種など12種類のワインを製造。ショップではボトル購入をはじめ、1杯550円(税込)で気軽に試飲ができる他、夏場は庭のテーブルでおすすめワイン4種類の試飲ができる「ガーデンテイスティング」1650円(税込)も行っています。




また、ワイナリーにはレストランも併設。約60席ある店内では、南ヨーロッパをイメージした創作フレンチを提供。料理には地元の素材も随所に使われており、地元素材と地元ワインのマリアージュを楽しめるのも、最大の魅力です。



「オチガビワイナリー」では1口10000円で醸造したワインを1年に1本、8年間にわたって贈る「ワインの木オーナー制度」も実施しています。会員向けに栽培体験なども行っている楽しい制度なので、気になる方はチェックしてみてください。

■OcciGabi Winery(オチガビワイナリー)
【住所】北海道余市町山田町635
【交通】JR:函館本線余市駅から車で約15分
【駐車場】あり(無料)
【営業時間】
 ショップ/11時~17時
 レストラン/ランチ11時~17時(Lo.15時)、ディナー17時~20時
 ※ディナーは前日17時までに要予約
【定休日】火曜日
【電話】0135-48-6163
【公式サイト】http://www.occigabi.net/

【投稿日】2020年01月31日(金)【投稿者】たびらい編集部

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