大阪発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
大阪湾岸を南下する。 りんくうタウンではマーブルビーチを歩き、田尻漁港では日曜朝市や海鮮バーベキューを楽しむ。 さらに、国道26号線を走り、和歌山城を見学した後は、漆器で有名な黒江でお土産を。 文/児島奈美
駅周辺にレンタカー営業所は多数。 とくに、大阪駅の南西側を中心に集中する。 営業時間は8時~20時が多い。 土、日曜、祝日は18時ごろに閉まる店もあるので、営業時間には気をつけたい。 車種は店舗にもよるが、どこも比較的に豊富。 軽自動車からハイクラス、ワゴン、ハイブリットなどがそろう。
大阪駅エリアのレンタカーを探す
平成6年の関西国際空港の開港にともない、対岸の沿岸部約320ヘクタールを埋め立てて整備した新しい街。 りんくうプレミアム・アウトレットやりんくうプレジャータウンSEACLEなどの大型複合商業施設をはじめ、公共施設や公園などがあり、国内外を問わず多数の観光客が訪れている。 恋人たちの聖地として親しまれるマーブルビーチは「日本の夕日百選」にも認定され、空港を一望できる。 遠くには淡路島や明石海峡大橋が望める。
国内外の人気ブランドのアウトレット品のショッピングが楽しめるりんくうプレミアム・アウトレット。 アメリカの歴史ある港町ノースカロライナ州「チャールストン」をイメージした解放感溢れる場内には、約210店舗が勢揃い。 駅前にあるアウトレットとしては国内最大級の店舗面積を持つ。
りんくうプレジャータウンSEACLE(シークル)は、りんくうタウンのランドマーク的存在。 中でも高さ85m大観覧車からの絶景とショッピングからグルメまで、幅広く楽しめるのが魅力。 その他にも、天然温泉やボーリング場などがあり、カップルからファミリーまで幅広い層に人気。
毎週日曜7時~12時に開催する日曜朝市が名物。 鮮魚店、野菜、天ぷら、加工食品、軽食など約40店舗あり、朝早くから大勢の人で賑わう。 4月1日~11月30 日の間は、海鮮BBQコーナーを展開。 BBQの利用者は、朝市で買った魚介を焼いて味わうこともできる。
日曜朝市は、地元客から観光客まで大勢が集まる。 威勢のいい店主たちと会話を楽しみながら、買い物ができる。 新鮮な魚介や野菜の天ぷらをはじめ、焼き穴子やたこ飯などの惣菜も多数販売される。
日曜以外でも、寿司店や喫茶店が営業。 マリーナがあり、4月1日~11月30日は漁業体験も実施。 漁師と一緒に漁船に乗り、刺網漁やカゴ漁が体験できる。 前日に仕掛けておいた網やカゴを漁師さんと一緒に引き上げていく。
絶景ポイント 田尻スカイブリッジ
田尻漁港の海上を渡り、りんくうタウンの北地区と中地区を結ぶ橋。 高さ110m、全長338.1m。 大阪湾や漁港ほか、沖合い5kmにある関西国際空港の飛行機の離発着する様子も車窓から眺められる。
和歌山市の中心部、標高48.9mの小高い虎伏山にそびえる白亜の名城。 天正13年(1585)に紀州を平定した豊臣秀吉が弟の秀長に築城させ、城代として桑山氏が在城。 後に関ヶ原の戦いで活躍した浅野氏が藩主となり、元和5年(1619)に徳川家康の十男頼宣が入城。 城郭の大改修を行って紀州55万5千石の城になり、以降、約250年もの長きにわたって徳川御三家の居城となる。
天守閣からは眺めがいい。 心地よい風に吹かれながら、紀ノ川をはじめ、和歌山の街並みを見下ろす。
天正13年、秀吉の命を受けて築城の名人である藤堂高虎が、本丸と一の丸を造った。 紀州特産の青石(緑泥片岩)を、石垣に多用しているのも和歌山ならでは。 現在の天守閣は戦災で焼失し、昭和33年に再建されたもの。
和歌山県海南市の北西部に位置する黒江地区。 会津塗の福島県、山中塗・輪島塗の石川県に並んで、漆器の三大産地のひとつに数えられている。 長さ 約230mの川端通りと、その一筋南東の路地周辺に、往時の漆器職人たちの住居兼職場や問屋などの建物が今も残る。 道路に面して少しずつ斜めに建物が立ち、ノコギリの歯のように規則正しく並んでいる独特の景観が面白い。
「黒江ぬりもの館」は地元有志が営むギャラリー&カフェで、江戸時代の塗師町家を改修した古民家のお店。 カフェでは、漆器の街ならではの漆器の器で食事やスイーツを提供。 黒江漆器の販売やギャラリー展示のほか、根来模様研ぎ出し体験が楽しめる。 歴史ある町並みの中でゆったりとしたひと時を過ごしてみてはいかが。
現在の岩出市にある根来寺で、僧侶が寺用に作っていたものが、黒江で人気の根来塗の起源といわれる。 黒漆で下塗りをし、その上に朱塗を塗ったところ、使用中に自然に表面が削れ黒漆が露出してしまった。 しかし、それがかえって趣あると喜ばれたという。
大阪のレンタカーを探す
大阪のドライブコースはこちら
中央自動車道を八王子で降りると、その先には奥多摩の深き山々が待っている。 そこは都心とは違った東京の別の顔が見られる自然の世界。 「氷川小橋」で川のせせらぎと戯れた後は、「丹三郎」で絶品のそばを堪能。 奥多摩湖周辺を散策し、日原鍾乳洞で自然の神秘に触れよう。
各エリアのローカル体験はこちら >