京都発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
京都市内から京都縦貫自動車道を通じて、一気に亀岡方面へ。 亀岡の名湯・湯の花温泉に浸かってから、亀岡の城下町をぐるり。 さらに丹波篠山へと車を走らせ、篠山城跡とまわりの伝統的建造物群保存地区を歩いた後は、趣ある茅葺き民家で手打ちそばを味わう。
JR京都駅から徒歩圏内でレンタカーを借りられる店舗は多数あり。 いずれもコンパクトな定員4人前後のレンタカーから、8人定員のグループ旅行向きレンタカーまで幅広く用意。 出発は京都駅だが、帰りは京都駅以外の駅を利用する場合は乗り捨て可能プランもある。
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国道9号線沿いにある亀岡市の生涯学習施設を備えた道の駅。 物産市場『アトリオ』では、亀岡牛、黒豆、丹波栗など、亀岡の名産品を取り扱うだけでなく、地元の農家が育てた旬の野菜がずらりと並ぶ「ガレリア朝市」を終日開催。 手作りの寿司、お惣菜、団子や餅などの加工品も充実している。 観光客だけでなく地元の人々の台所として大賑わい。
この道の駅は、精肉店を併設しているのが珍しいところ。 おやつや食卓の一品として人気なのが、亀岡牛コロッケ。 亀岡牛のミンチをたっぷり使ったコロッケは、肉の甘みとホクホク感がたまらない。
物産市場アトリオでは、亀岡の特産品コーナーが充実。 丹波亀山焼おかき、黒豆茶、犬甘野そば、お米や黒豆を使ったご当地ドロップス…など、亀岡らしい味わいが揃う。
天正3年(1,575)に明智光秀が築城して以来、山陰と京を結ぶ需要拠点として発展した城下町・亀岡。 今も立派な石垣をみせる丹波亀山城跡の南側には、往時をしのばせる城下町風情がそこかしこに残っている。 白壁になまこ壁の伝統建築が印象的な丹山酒造、昔ながらの製法を守る難波醤油醸造所など、古きよき町並みを感じながら車でめぐろう。
「本町・町家カフェ」も兼ねた城下町観光案内所。 城下町の情報を教えてくれるのはもちろん、日替わりで手作りぜんざいや焼きたてのデニッシュ、弁当などを販売している。
王地山稲荷大明神のそばにある古世親水公園。 ここには豊富な湧き水があり、野菜の洗い場や洗濯場として地元の生活に欠かせない場所として、「亀岡の自然100選」に選ばれている。 亀山城の外堀跡でもあり、その水は冬は温かく夏は冷たいのが特徴。
亀岡・湯の花温泉を代表する宿のひとつ。 土塀と茅葺き門、丹波庄屋屋敷の佇まいが昔なつかしく、心温まるおもてなしで出迎えてくれる。 源泉かけ流しの露天風呂が付いた客室での宿泊が人気だが、ダイニングでの昼食と離れの湯での入浴がセットになった日帰りプランも。 泉質は天然ラジウム温泉で、神経痛や痛風に効果があるといわれている。 樹齢千年という直径1.6mの桜の木をくりぬいた湯船がある。
ダイニング「旬膳 瑞禾」で味わえる昼の馳走と温泉入浴がセットになったプランもあります。 メインを選べるスタイルが人気。 離れの湯での入浴、タオル・バスタオル・浴衣もついて、のんびりプチ贅沢なひとときが過ごせる。
木立の散策路を歩いていくとたどり着く、貸切露天風呂「山の隠れ湯」は有料で利用できる。 初夏は新緑、秋は紅葉に包まれる四季折々の自然を眺めつつ、ゆったり特別な時間を。
篠山城は、徳川家康の命により、わずか半年で完成したという平山城。 復元された大書院や石垣などの遺構はほぼ昔のままの姿で残っている。 豊かな水をたたえる外濠に囲まれた城跡は、春には桜の名所としても有名。 憩いの場となっている。
昭和19年の火災で焼失するまでの約260年間、篠山城二の丸にあった大書院を復元。 大規模な木造平屋建築で、北正面にある唐破風のついた車寄せなどが忠実に再現されている。 8つの部屋がある内部は見学もできる。
大書院からひとつ石段を登ったところ、元本丸に鎮座する青山神社。 深閑とした境内には巨木がそびえ、散策するのにもってこい。 春の例祭では、少年少女による武者行列が見られることでも知られる。
絶景ポイント 篠山城跡 天守台
篠山城の元本丸の城内で最も高いところに位置する天守台。 約17mの石垣より、篠山の町並を見晴らすことができる。 東方には、丹波富士とも呼ばれる高城山(八上城跡)が美しい姿を見せる。
篠山城の西外濠沿いに建ち並ぶ、江戸時代末期の風情たっぷりな御徒士町武家屋敷群。 ここは江戸時代、藩主の警護にあたった武士たちが屋敷を構えた場所で、今も10数棟の屋敷が連なる。 安間家史料館では、ここで使われていた食器や家具などから当時の暮らしぶりをうかがうことも。 篠山城跡の周囲一帯が町並保存地区となっているため、車を停めてぶらり歴史散策におすすめ。
篠山城跡の南濠沿いを東へ進むと、国の重要伝統的建造物群保存地区となっている河原町妻入商家群が。 間口が狭く、奥行きが長い妻入商家が並び、千本格子や荒格子、うだつなど、往時のままの意匠を楽しめる。
時間があれば、篠山城跡の東方にある王地山公園へ。 春は桜、秋は「もみじ谷」と呼ばれる紅葉の名所で、小高い丘を散策しながら愛でることができる。 朱色の鳥居がずらりと並ぶ、王地山まけきらい稲荷へもぜひ。
京丹波から移築したという築300年以上の民家でもてなすそば処。 契約栽培するそばの実をその日の朝に石臼挽きし、つなぎを使用しない生粉打ち(きこうち)の手打ち蕎麦を供してくれる。 そば切りには、薬味はあえてつけないのがこの店のお決まり。 地元の醤油と原木しいたけを使った自家製つゆで味わうと、鼻にふわっと抜けていくような豊かな蕎麦の風味を楽しめる。
「秋に収穫したそばの実の風味と味をそのままに味わってもらいたい」と、そばの実は真空保存していつも新鮮な状態にキープ。 純粋にそばを楽しんでもらうため、メニューはそば切り、そばがき、そばがきぜんざいのみ。
立派な梁がむきだしになった、昔ながらの茅葺き屋根の民家が唯一の目印。 里山風情あふれるのどかな空間で、ただゆったりとそばを味わえる。 周囲には案内看板も出ていないので注意を。
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東京湾アクアラインで海上を横断。 幻想的な亀岩の洞窟・濃溝の滝を観た後は、「まるはま」で南房総産の新鮮な海鮮浜焼きを堪能する。 そして、石仏のある日本寺を散策し、鋸山の山頂から「地獄」をのぞく。 温泉のあるかぢや旅館に到着後は、鋸山のふもとから湧き出るお湯で心身を癒す。
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