京都発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
京都市街や琵琶湖を一望する比叡山ドライブウェイ。比叡山の自然をはじめ、山頂付近には世界遺産の比叡山延暦寺や、庭園美術館のガーデンミュージアム比叡など、観光スポットがたくさんある。琵琶湖畔の道の駅や温泉も楽しみ。 文/安田祥子
JR京都駅から徒歩圏内でレンタカーを借りられる店舗は多数あり。 いずれもコンパクトな定員4人前後のレンタカーから、8人定員のグループ旅行向きレンタカーまで幅広く用意。 出発は京都駅だが、帰りは京都駅以外の駅を利用する場合は乗り捨て可能プランもある。
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滋賀県大津市と標高848mの比叡山山頂を結ぶ有料ドライブウェイ。 スタートは田の谷峠ゲート。穏やかなワインディングが続く道からは、京都市街と雄大な琵琶湖を一望する。 車窓から四季折々の自然が楽しめ、桜が咲き誇る4月上旬~中旬、真っ赤に燃えるような紅葉の11月上旬~下旬は必見。 田の谷ゲートから約2kmの「夢見が丘」の展望台からは、夜景や初日の出を見るのもおすすめ。
沿道に植樹された木々は、桜、モミジ、ツツジ、サザンカ、梅、サツキなど1,680本。 4月上旬~中旬は、ソメイヨシノやヤマザクラなど、約600本の桜がドライブコースを薄桃色に染める。
「夢見が丘」には展望スポットや、オリジナルソフトクリームが人気の「カフェテラスyumemi」がある。 店内は、味わいと温かみのある自然素材を基調にヨーロピアンテイストな雰囲気。 天候の良い日は、ガーデンデッキに出て、びわ湖の眺望と比叡の自然を満喫しながら気ままに食事を楽しめる。 その他にもBBQコーナーやモノレールと自転車が結合したサイクルモノレールのほか、全長210m、高低差35mの斜面に造られたスーパースライダー等、絶景を活かした注目スポットが目白押し。
絶景ポイント 夢見が丘展望台
田の谷ゲートから約2kmの「夢見が丘」の展望台からは、琵琶湖の南湖周辺や大津市街の景色を一望できる。 昼も夜もそれぞれ表情が異なり、一見の価値あり。 「カフェテラスyumemi」のガーデンデッキでドライブ途中、ひと息入れよう。
標高840mの山上に位置する庭園美術館。 フランス人デザイナーが設計した約17,000㎡の庭園内には、モネやルノワール、セザンヌ、ゴッホなどフランス印象派画家らの作品を原寸大の陶板に忠実に再現。 1,500種10万株の花とともに展示されている。 この他にも比叡山の天然水を使い、バラや季節の花に囲まれた「花の足湯(200円、オリジナルタオル付き)」やカフェほか、ミュージアムグッズやアロマ雑貨を販売するショップも要チェック。
5月上旬から6月にかけてシャクナゲが咲きそろう「こもれびの庭」。 赤からピンク、白へと移り変わる花の回廊にはモネの「春」やルノワールの「ぶらんこ」、ゴッホの「花咲く桃の木」の陶板が展示されている。
山頂の涼しい気候のため、6月下旬から10月頃まで途切れることなく様々な種類のバラを観賞することができる「ローズガーデン」。 スタンダードローズ、オールドローズ、シュラブローズなど、バラの香りに包まれてうっとり。 印象派画家たちが描く色彩が美しい光を放ち、多種多様の色彩と香りを楽しめる。
延暦4年(785)、伝教大師最澄によって建てられた天台宗の総本山。 比叡山の山内にある1,700ヘクタールの境内地に約100ほどの堂宇が点在しており、緑深い山寺は地域別に「東塔」「西塔」「横川」の3つの地区に分かれている。 中心的な存在の東塔には、延暦寺の総本堂であり世界文化遺産にも登録されている「根本中堂」を中心に重要な堂塔が並び立つ。 春は約40種もの桜が咲き、4月下旬~5月初旬にはさくら祭り「萌桜会(ホウオウエ)」が開催される。
西塔地区には山内最古の建物である釈迦堂(写真)や聖徳太子ゆかりの椿堂などが点在。 西塔の参道には、4月下旬から5月上旬にかけて桜が咲きそろうことでも有名だ。
円仁により開かれた横川地区は比叡山中の最も奥地にある。 中心となるのは懸崖に立つ舞台造の横川中堂(写真)。 円仁の遣唐船の形を模した船形の屋根と鮮やかな朱塗りが美しい。
琵琶湖大橋のふもと、湖西にある道の駅。 橋を見るための特等席になっている2階テラスからは橋を間近に望み、雄大な琵琶湖の風景が楽しめる。 建物周辺の緑地には屋外モニュメントの展示がある。 館内には休憩所、売店、郷土色豊かなメニューが味わえるレストランほか、滋賀特産品直売所「おいしやうれしや」もある。 景色が自慢の人気立ち寄りスポットだ。
滋賀県特産品直売所「おいしやうれしや」では、自慢の米や米粉、農産物が並ぶ。 滋賀県の豊かな自然に恵まれた土地は米づくりに最適の環境といわれ県産の「近江米」は優れた品質と生産量の多さから産地として高い評価を得ている。 農産物の他にも、近江米を使ったワッフルなどのスイーツ、近江茶や滋賀県の特産品なども販売。
湖西の観光拠点として多くの人でにぎわう。 2階には展望バルコニーが設けられ、琵琶湖や琵琶湖大橋を見渡す。 天気のよい日はレストスペースからデッキに出ることもできる。 湖上からのさわやかな風を受け、リフレッシュする。
ドライブの仕上げは雄琴温泉にある日帰り入浴施設へ。 平成24年7月に1,000坪の大増築を行い、関西最大級の広さを誇るスパリゾートに生まれ変わった。 敷地内には自家源泉が2本あり、2種の温泉を多彩な湯舟で楽しめる。 また趣向を凝らした5種の岩盤浴や琵琶湖を一望できるリクライナー、フレンチ、イタリアン、焼肉、和食がそろうレストランなど、施設も充実。
じっくりと汗をかく、デトックス効果で人気の岩盤浴は全5種。 信楽焼を練りこんだラジウムスタースカイスパや、バリで人気のストーンスパがある。 その他にも、琵琶湖を一望しながら7種類の薬石を用いた座浴など、趣向を凝らしている。
琵琶湖を望む「リクライナーコーナー」にはTV付きリクライナーが200台以上。 漫画など好きな本を楽しめる「10,000冊ライブラリーコーナー」や無料で利用できるマッサージチェアも完備。 疲れた体を癒やして、帰路も安全運転を。
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中央自動車道を八王子で降りると、その先には奥多摩の深き山々が待っている。 そこは都心とは違った東京の別の顔が見られる自然の世界。 「氷川小橋」で川のせせらぎと戯れた後は、「丹三郎」で絶品のそばを堪能。 奥多摩湖周辺を散策し、日原鍾乳洞で自然の神秘に触れよう。
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