岩手県の内陸部にある遠野市は、「永遠の日本のふるさと」という市のキャッチコピーの通り、日本の昔ながらの田舎町の風景や文化が色濃く残る都市です。カッパや座敷童子などが登場する遠野民話が生まれたところで、民話や妖怪好きの観光客がよく訪れます。カッパが住んでいていたと言われる常堅寺裏を流れる小川のカッパ淵や、国の重要文化財に指定されている曲り家「菊池家住宅」が展示されている伝承園、農村体験ができる遠野ふるさと村など、自然と人情に触れられる観光スポットがたくさんあります。遠野市を訪れるときは、釜石線の遠野駅を利用することになります。鉄道のほかに遠野市内を走る路線バスもありますが、観光スポットを効率よく巡るならレンタカーを借りたほうが移動がスムーズにできます。レンタカーは遠野駅で借りることもできますし、東北新幹線やいわて花巻空港を利用する県外からの観光客は、東北新幹線の停車駅である新花巻駅や空港でレンタカーを借りてもいいでしょう。