兵庫発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
淡路の花名所と海鮮グルメを堪能するコース。 神戸側から明石海峡大橋を渡って淡路島へ入ると、南国ムードあふれる海辺を快走する。 午後は海辺を離れて高原ロードへ。 のどかな牧場風景や道端の花に癒やされながらドライブする。 文/はるのいづみ
山陽新幹線新神戸駅は新幹線利用での神戸の玄関口。 駅周辺には、トヨタ、オリックス、タイムズカーレンタルなど各社の営業所がある。 基本的にコンパクトカーからワゴンまで、旅行のスタイルに合わせたレンタカーがそろっている。
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絶景ポイント 国道28号線
淡路ICから国道28号を少し進むと、鵜崎交差点辺りから大阪湾が見えてくる。 ヤシやソテツの並木が続く国道28号は南国ムード満点のドライブルート。
大阪湾一望の傾斜地に美しい花模様が浮かび上がる春の花壇で知られる公園。 4月上旬〜中旬にかけて約250品種が開花するチューリップを主役に、名脇役のムスカリやスイセン、アネモネなどが彩りを添える。 散策路を歩くと、海の見える開放的なポプラの丘、岩場と水路が配された花の谷、スワンボートが浮かぶ花の中海など、多彩な庭が次々と現れて楽しい。
ムスカリ、チューリップ、ネモフィラなど、開花時期が少しずつ異なる植物を同じ花壇に混植した春の花壇は、時期によって花の色や模様が変化していく。
夏はヒマワリをはじめ、初夏のユリやアジサイも見どころ。 秋はコスモスやマリーゴールド、冬は寒ツバキ、クリスマスローズなど、四季折々の花が見られる。
国営明石海峡公園に隣接したリゾート施設。 緑豊かな傾斜地に、国際会議場やホテル、レストラン&ショップ、温室「奇跡の星の植物館」など、自然との共生をテーマとした安藤忠雄建築がある。 初夏は、幾何学模様の百段苑や、海を望む散策路プロムナードガーデン、600種類が咲くローズガーデンなどの花が見頃に。 季節の企画展が評判の温室も必見(写真は5月のバラ祭)。
山の斜面の地形を活かし、階段状に造られた100個の花壇がずらりと並ぶ百段苑。 芝生を土台に、マリーゴールドやアフリカンデージーなどキク科を中心とした約20種類の花が整然と植栽されている。 春の花は4月〜5月が見頃。
大磯港前にある漁師の店。 魚の通り道に固定式の網を張る“刺し網漁”で朝とれたばかりのメバルやガシラ(カサゴ)、ベラ(キュウセン)、カモジャコ(テンジクダイ)など、時期ごとの旬の魚が昼前には調理されて棚にずらりと並ぶ。 「棚から好きなおかずを取って食べるのが渡舟流」と女将さん。 刺し身はプリプリ、煮付けや塩焼き、天ぷらも、さすがは鮮度抜群と思わずうなるおいしさだ。
淡路の春秋の味覚のひとつ、生しらす丼。 白飯にのせた生シラスはたっぷりの100グラム。 柑橘系の香りがさわやかなこだわり白ポン酢が、シラスの淡泊なうまみを引き立てる逸品だ。
島内便や神戸便が発着する東浦バスターミナルに隣接した国道28号沿いの道の駅。 地元農家の花と野菜を直売する「フローラルアイランド」、地ダコの豪快な姿焼きが人気の「やま高」、名産のお香や玩具の吹き戻しなど物産品がそろう「ゆめの浜」の3店舗があり、土曜、休日は多くの人でにぎわう。 中浜稔猫美術館や陶芸体験館、海浜公園なども隣接しており1日遊べる。
カーネーションの産地である東浦地区では、花、野菜、果物の栽培がさかん。 フローラルアイランドでは、様々な品種のジャガイモや柑橘類がずらり。 タマネギは、生でおいしい極早生〜早生が4月~5月に、長期保存できる中手、奥手が6月以降出回る。
やま高の先代からの名物タコの姿焼きは、淡路島の真ダコを生で焼くのが特徴。 秘伝のタレで下味をつけた生タコを、160℃の分厚い鉄板で一気に挟み焼きに。 約4分で表面は香ばしく、中はプリッとした食感のタコの姿焼きが完成。
美人の湯として人気の東浦花の湯。 毎分214リットル湧出する源泉は、ナトリウムイオンやカルシウムイオン、炭酸水素イオンなどを多く含み、温泉療法に適した療養温泉とされている。 湯上がりに寝転がれる大広間や海を望むテラスで休憩し、運転の疲れを解消しよう。
ほんのり白濁したうぐいす色の湯が特徴。 内湯、露天風呂ともに加温・循環利用しており、時間の経過により炭酸ガスが除かれてpH9.4のアルカリ性温泉になる。 二重窓の内側に湯の華がついているが、湯舟は毎日、換水清掃され清潔だ。
北淡路高原に広がる15ヘクタールの花園を無料開放しており、年間43万人が訪れる。 大阪湾から太平洋まで270度を見晴らす丘の上が一面、菜の花の黄色に染まる3月や、そこにムラサキハナナやリナリアの薄紫色やピンク色が加わって美しいコントラストを描く4月など、春〜秋にかけて多彩な花が咲き誇る。
花畑の中から海を眺めるひとときは格別。 カメラや弁当を持参してのんびり過ごす人が多い。写真の花は5月が見頃のアイスランドポピー。 6月になると小花が愛らしい三尺バーベナが一面を紫色に染める。
絶景ポイント 関西電力淡路風力発電所
進行方向左に見える6基の巨大な白い風車は、関西電力淡路風力発電所の風力発電タワーだ。高さは約80メートル、ロータ(風車)直径80メートルあり、1基の出力は2,000キロワット。平成24年12月から営業運転している。風の通り道なので安全運転を。
淡路SAから直接アクセスできる134.8ヘクタールの広域公園。 園内は4区画から成り、大型遊具のある交流ゾーン、季節の花咲く森のゾーン、広々とした草原と花のゾーンのほか、ドライバーに人気の淡路ハイウェイオアシスを含むゾーンがある。 園内をくまなく歩くとおよそ8kmとなる。 普段から散歩やバードウォッチングを楽しむ人が多く、休日は家族客でにぎわう。
一年を通じて様々な花が見られる花の谷は、淡路ハイウェイオアシスのすぐ裏にあり、駐車場A(3時間無料)が近い。 6月に1万株が咲くアジサイの谷(写真)は、そこから徒歩10分。
公園の中ほどにある交流ゾーンには、ピクニック気分が味わえる大芝生広場のほか、ローラースライダーやふわふわドームなどの大型遊具があり、子どもたちに大人気。
淡路島公園内にあり、神戸淡路鳴門道とも繋がった休憩施設で、年間約170万人が訪れる。 明石海峡大橋と淡路SAの名物観覧車が見える開放的なガラス張りのアトリウムに、カフェテーブルと植物を配した館内はまるでヨーロッパの街角のよう。 物産コーナーやカフェ、飲食店はすべて直営で、地域食材を使った商品を次々に開発。 ここでしか手に入らないオリジナルな商品も数多い。
後がけのタマネギチップが付いた1番人気のたまねぎスープをはじめ、たまねぎドレッシング、玉葱パイなどもオリジナル商品。 このほか、淡路島唯一の地ビール「あわぢびーる」、名物竹ちくわも人気。
オアシス館2階の和食処みけ家では、地元の魚介や野菜、淡路牛をふんだんに使った料理を提供。 海鮮丼、淡路玉葱御膳などが人気。
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中央自動車道を八王子で降りると、その先には奥多摩の深き山々が待っている。 そこは都心とは違った東京の別の顔が見られる自然の世界。 「氷川小橋」で川のせせらぎと戯れた後は、「丹三郎」で絶品のそばを堪能。 奥多摩湖周辺を散策し、日原鍾乳洞で自然の神秘に触れよう。
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