北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
札幌の代表する観光名所、クラーク博士像のある羊ヶ丘展望台からスタート。 それぞれに趣の異なる眺望が自慢の藻岩山、旭山、大倉山を巡り、ぜいたくな絶景比べを楽しむ。 場外市場で新鮮な海の幸を堪能した後は、人気の白い恋人パークで土産を。 文/小林文恵
JR札幌駅から徒歩圏内でレンタカーを借りられる店舗は多数あり。 いずれも4人前後のコンパクトな車から8人定員のグループ旅行向きの車まで幅広く用意されている。 出発は札幌駅だが、帰りは新千歳空港近隣の店舗での乗り捨てが可能なレンタカー会社も多い。
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札幌市中心部からわずか30分走るとそこは牧歌的な風景が広がる羊ヶ丘展望台。 丘の上からは、札幌ドームと遠く石狩平野を一望できる。 北海道らしい白樺の林、羊の群れと眼下に広がる風景を眺めれば、ゆったり癒されること間違いなし。 北海道開拓の父「クラーク博士」の銅像前での記念撮影もお忘れなく。 羊ヶ丘オリジナルソフトクリーム(牛乳・夕張メロン・夏季限定ハスカップ)も人気だ。
クラーク像横の林間スペースにある、「羊ヶ丘ほっと足湯」は利用無料。 ほたての貝殻による抗菌作用を利用した循環濾過沸かし湯が使用されている。
丘陵地で草を食む羊たちの群れやポプラ並木の風景は、まさに北海道。 ゆったりとした牧歌的な雰囲気を心ゆくまで楽しんだ後は、人気のクラーク博士のオリジナルグッズや菓子、北海道各地の名産品など、お土産探しをどうぞ。
『インカルシペ(いつもそこに上がって見張りをする場所)』というアイヌ語名をもつ藻岩山。 山麓駅でレンタカーを降りたらまずは、66人乗りの大ゴンドラに乗車。 1200mを約5分間で昇り、大きなガラス面からは四季を彩る原始林や札幌の街、石狩湾までを見渡すことができる。 中腹駅からはケーブルカーに乗り継ぎ山頂駅へ。 山頂展望台から望む大パノラマを楽しもう。
360度の大パノラマが広がる標高531mの山頂展望台からの眺めは、石狩平野や石狩湾、遠く連なると山々まで続く。 カップルの名前を記した「愛の南京錠」を山頂展望台の手すりに取りつけると永遠の愛が叶うという伝説もあり、札幌の人気デートスポットのひとつだ。
中腹駅から山頂駅を運行する「もーりすカー」は、世界初の駆動方式を採用したケーブルカー。 スイス製の森林体験型の輸送システムで、山頂駅までの約1分40秒間、森の中を一気に駆け抜ける感覚を楽しむことができる。
絶景ポイント 旭山記念公園
藻岩山に隣接した旭山記念公園からの眺めは、標高が137.5mと藻岩山よりも低い分、市街地にそびえる多くのビルや建物がはっきりと間近に感じられるのが特徴だ。 テレビ塔やタワーのある札幌駅など、札幌のランドマークを見つけて楽しもう。
1972年に開催された冬季オリンピック札幌大会の舞台となった大倉山ジャンプ競技場。 現在もワールドカップなどの国際大会や国内大会が多数開催されている。 選手が使用するリフトに乗って真横から見るジャンプ台の急勾配は想像以上。 標高307mの山頂展望台からは札幌市街地をはじめ石狩湾までを一望できる。 ジャンプのスタート台を前に、絶景が広がる中、一気に滑り降り飛び立つ選手の臨場感を味わって。
ジャンプ台横のミュージアムでは、大倉山のスキージャンプ台の疑似体験のほか、アイスホッケーゴールキーパーやボブスレー滑走など、6種のシミュレーターで選手の世界を体感することができる。 表彰台での記念撮影はお約束!
北海道産ラム肉の多彩な料理を楽しむことができるレストラン「ラムダイニング大倉山」も併設。 夜には絶好の夜景スポットとなるので、一面の大きな窓からのきらめく札幌の夜景を眺めながら、極上のラム肉を堪能するのもおすすめだ。
約60店舗が軒を連ね、毎朝、道内各地から集まる獲れたての海・山の幸が並ぶ札幌場外市場。 1949年に創業し、場外市場の中でも老舗の海鮮市場である北のグルメには、タラバガニやウニなどの魚貝がずらりと並ぶ。 併設された「海鮮食堂 北のグルメ亭」で、ボリューム満点の新鮮な海鮮を味わおう。 「日本おみやげアカデミー賞」を受賞した、秘伝のだし汁に漬け込んだ「いくら醤油漬け」はお土産にも。
明るく開放的な食堂は全320席。 ウニ、イクラ、カニなど、北海道の海の幸を楽しめる丼ものは15種類(ミニサイズも有り)。 その場で備長炭で焼きあげるカニや魚の焼き物や刺身など、メニューも豊富だ。 市場で買った食材をその場で調理してもらうこともできるので、気軽にスタッフに声をかけてみよう。
海の幸をふんだんに盛り合わせた「海鮮丼」は、ボタンエビ、ウニ、イクラ、タラバガニ、トロ、紅鮭、ホタテ、ホッキ、ツブ、イカの10種類の魚貝をたっぷり味わうことができる。 丼のご飯はこだわりの北海道産米で、ボリュームも満点。
120種以上のバラに彩られた白い恋人パークは、見て・食べて・楽しむことができるお菓子のテーマパークだ。 オリジナルの白い恋人を作る「お菓子作り体験工房」、飴職人のパフォーマンスが見られる「キャンディ・ラボ」、オリジナルのチョコレートドリンクが人気の「チョコレートラウンジ」など、お菓子の魅力あふれる場所だ。
「白い恋人」ができるまでの製造ラインが見学できるファクトリーウォーク。 焼きたてのクッキーにチョコレートをサンドする様子や、冷却、製造年月日・賞味期限の印字、個包装という一連の工程を見学通路から見ることができる。
店内のショップでは、白い恋人、美冬(みふゆ)、i・ガトー(あい・がとー)などのお菓子はもちろん、ストラップやマグネットなどのオリジナルグッズなど、お土産の人気アイテムがたくさん。 全国へ発送もしてくれる。
出発した札幌駅へ到着。 商業施設や飲食店が充実しており、お土産を探すのもおすすめ。
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道東自動車道を北上して富良野国道/国道237号線へ。 CMやポスターなど撮影場所が点在する地区へ。 まずは自動車のCMで有名になった「ケンとメリーの木」を見る。 大雪原の風景が広がる「パッチワークの路」を巡った後は、「マイルドセブンの丘」へ。 そして、冬だけのライトアップを見に「白ひげの滝」「青い池」へ。
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