潮騒に耳を傾けて。大正11年創業、函館湯の川の地で歴史を刻む老舗温泉宿
夕朝食付 2名1室
税込57,500円〜
JR函館駅から市電で約30分、函館空港から車で約7分の場所にある「湯の川温泉」。明治以降は函館の奥座敷と呼ばれ、約1世紀以上前から続く歴史ある温泉地です。その中でも老舗旅館と呼ぶにふさわしいのが、大正11年創業の「割烹旅館 若松」。かつて、ヘレン・ケラーや昭和天皇など多くの著名人も宿泊した旅館です。
扉をくぐると"ふわっ"と香ってくる檜の香り。玄関は周辺すべて檜で造られており、老舗旅館という非日常空間を五感で楽しむことができます。ロビーに到着するとまず目を引くのが、樹齢約400年の巨大な檜を使用した一枚板のテーブル。見た目のインパクトはもちろんですが、肌馴染みの良い滑らかな質感が上質な空間を演出しています。
大正11年の創業から約1世紀。「割烹旅館 若松」が親しまれ続けているのは、スタッフのひとり一人に「おもてなしの心」が引き継がれ続けているから。何十年も通い続ける常連さんや、時には手紙のやり取りが続いているゲストもいるのだそう。全ては世代を超えて引き継がれたおもてなしがもたらしたものです。
旅館の玄関前で湧き出る自家源泉を贅沢にかけ流しで楽しめる大浴場は、目の前に広がるオーシャンビューに圧巻されること間違いなし。窓の外いっぱいに広がる津軽海峡、そして天気の良い日は下北半島まで一望できます。宿に到着したら、まずは明るい時間帯に大浴場へ向かうのがおすすめ。夏の夜は漁火、冬は雪景色を楽しむこともできます。静寂と波のさざめきに身を委ねる、とっておきの時間を過ごして。
全22室ある客室は、全室がオーシャンビュー。窓の外に広がる津軽海峡を一望できる贅沢な造りです。テレビと動画の視聴が可能なiPadも用意されていますが、潮騒の音に耳を傾けのんびりと寛げば、時間はあっという間に過ぎ去っていってしまいます。夏はイカ釣り船の漁火、冬は美しい雪景色を堪能できます。たまには都会の喧騒から離れ、「何もしない」という贅沢を体験してみるのも、ひとつの手もしれません。
「割烹旅館 若松」といえば料理。そういっても過言ではない会席料理は、先付にはじまり、前菜、煮物、お造りと、道南や函館の食材をふんだんに使用しています。和食の要とも言えるお米は夕・朝食で異なる品種にしており、夕食では知内町・帰山農園の「きたくりん」を炊き込みご飯で味わえますよ。
朝食は旅先での楽しみのひとつ。和食の職人技が光る朝食は夕食と同じく、道南や函館の恵みを味わえる献立となっています。近郊で収穫されたフレッシュな野菜は色合いも栄養もバランスが良く、出汁から手作りの煮物はじんわりと優しい味わい。和食のメインともいえるご飯は、七飯町にある坂本農園のお米「ふっくりんこ」を炊きたてでどうぞ。暑い夏は冷ややっこ、寒い冬は湯豆腐など、季節や温度感にあわせた献立が味わえるのも老舗旅館ならではのおもてなしです。
本館1館には「蓮」「花」と名付けられた貸切半露天風呂が計2ヶ所あり、どちらも無料で楽しめるのが魅力。玄関前の東屋で湧き出る自家源泉をかけ流しで楽しめます。透明でさらりとした肌触りの湯をひとり占めできるとは、なんとも贅沢。利用は完全予約制となっており、チェックインの際に16時〜23時の間で予約できます(1組45分)。子連れのファミリーやカップル、夫婦で気軽に利用できると好評ですよ。
函館空港からタクシーで約7分。北海道の三大温泉郷のひとつとして知られる湯の川温泉に「割烹旅館 若松」はあります。大正11年創業という歴史深い宿でお出迎えから始まるスタッフの心遣いを感じながら、和の風情を残した館内を楽しみましょう。全室がオーシャンビューというのも贅沢なポイントです。時たま聞こえる潮騒の音を聞きながら、静かな波を眺める癒やしのひと時を。新館の客室は寝心地の良いベッドが窓と対峙するように設置されているので、爽やかな朝の風景とともに目覚めることができます。
住所 | 北海道函館市湯川町1-2-27 |
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アクセス | 【車】函館空港から車で約7分 |
駐車場 | あり(無料) |
チェックイン | 15時 |
チェックアウト | 11時 |
ウェルカムドリンクは、仲居さんが点ててくれるお薄(抹茶)で、一緒に若松オリジナル菓子「松のみどり」も提供されます。松のみどりはアーモンド風味のメレンゲをさっくり焼き上げたダックワースに、甘さ控えめの抹茶クリームを挟んだ和スイーツです。
泉質は、疲労回復にも繋がると言われるナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。玄関前の東屋で湧き出ている自家源泉をかけ流しで贅沢にどうぞ。津軽海峡の絶景とともに湯浴みを楽しめるのも魅力です。タオル類も揃っているので部屋から持ち運ぶ必要がありません。
はい、1組45分無料で利用できます。チェックイン時に16時~23時の間で予約が可能です。2カ所ある貸切半露天風呂はどちらも自家源泉をかけ流しで楽しめます。湯上り処にはアメニティやタオル類も揃っています。
夕食に決まったメニューはなく、その日その時の旬の食材を最大限に生かした献立を味わえます。総料理長が毎朝のように地元の畑や漁港に通い、新鮮な食材を仕入れています。
大浴場や露天風呂、客室などで提供している檜のやさしい香りがするオリジナルアメニティはロビー横の売店で購入することが可能です。