絢爛豪華!1万5000個のランタンが街を彩る
中華街の旧正月を祝うお祭り
▲皇帝パレードの様子。清朝時代の豪華な新年祝いをイメージしています。
長崎ランタンフェスティバルは、毎年、中国のお正月にあたる旧暦の1月1日(春節)から1月15日(元宵節)まで行われる新年のお祭りです。
もとは長崎新地中華街で華僑の人たちが行っていたお祭りですが、1994年からは市が中心となって一気にスケールアップ。会期中は100万人もの観光客が訪れるようになりました。
2025年は、1月29日から開催!
▲長崎新地中華街のランタン。下を多くの人々が行き交います。
2025年は1月29日(水)~2月12日(水)に開催。期間中は、長崎新地中華街をはじめ、市内中心部の各地にランタン(中国式の提灯)やオブジェの数々が装飾されます。異国情緒あふれる光景に、寒さも忘れて見入りますね。
また、伝統芸能の龍踊りや中国雑技の実演のほか、二胡の演奏やスタンプラリー、ロウソク祈願四堂めぐりなどが行われ、散策が楽しめますよ。
「長崎ランフェス」ココが見どころ!
会場は長崎新地中華街をはじめ、市内中心部に点在し、徒歩で見て回ることができます。
九州各地からのバスツアーの場合、3時間など比較的長めに自由時間が設定されていることがほとんどですが、だいたいの見学ポイントをあらかじめ決めておくのがおすすめです。
湊公園(新地中華街から徒歩5分)
メイン会場のひとつで、ランタンやダイナミックなオブジェの装飾はもはや芸術的。ステージなども設置されます。
眼鏡橋(新地中華街から徒歩15分)
川に映り込む橋とランタンの灯りが美しい。夜は足もと注意。
孔子廟会場(新地中華街から徒歩10分)

中国歴代博物館となっており、中国らしさを感じられます。メイン会場から少し離れていることもあり、比較的ゆっくりられる穴場。
中華街で長崎グルメを楽しもう!
▲屋台の様子
食事なしのプランの場合は(あっても別腹!?)、中華街に並ぶ屋台で、長崎名物のグルメを楽しみましょう。ぜひ食べてみたい3品をご紹介します!
食べ歩きにちょうどいい!角煮まんじゅう
▲「角煮家 こじま」の角煮まん。
角煮まんじゅうは、豚の角煮がころんと入り、食べ歩きしやすい形も魅力!
中国から長崎に伝わったとされる東坡煮(とうばに)を日本風にアレンジした料理が角煮の始まりです。
「角煮屋 こじま」の角煮まんは、醤油・砂糖・酒・みりん・生姜で煮込んだ、皮付三枚肉(豚ばら肉)を、ふっくらとしたまんじゅう生地で挟んでいます。秘伝の甘辛いタレが生地と合います。
カリッと、ふわっと!長崎名物のハトシ
▲「山ぐち」のハトシ。厳選された海老の風味が特徴。
長崎の卓袱料理(しっぽくりょうり)のひとつ、「ハトシ」。エビのすり身をパンで挟んで油で揚げたものです。スナック感覚で手軽にいただけますよ。
卓袱料理とは、長崎を発祥地とする郷土料理で、中国料理や西欧料理を日本風にアレンジしたもの。上下の身分に分け隔てのない丸い円卓で、同じ皿の料理を食べると言う意味があります。
お土産にもぴったり!桃カステラ
▲白水堂の桃カステラ
会場近くには、カステラの有名店が点在していますが、ひときわ、目立っているのが桃カステラ。長崎では、ひなまつりのお菓子として有名です。初節句を迎える女の子がいる家から、お祝い返しに「桃カステラ」を贈ることが一般的だとか。
ちなみに、桃の部分は、砂糖でコーティングされていて、桃の味がするわけではありません。
最近では、見た目のかわいさから、お土産としても人気!白水堂の「こもも」はひとくちサイズでちょうどいいですよ。
九州各地からのバスツアーの場合、昼間出発して、立ち寄っても観光施設は1~2か所。基本的にランタンフェスティバルがメインのスケジュールになっています。
会場は港町で夜は冷え込みますので、歩きやすい服装&寒さ対策をして、お出かけくださいね。
長崎ランタンに行くバスツアーのプランを見る