世界遺産・歴史石川県
更新日:2024年11月06日
冬の金沢へ!兼六園鑑賞と茶屋街めぐり
たびらいバスツアー編集部
北陸、それも冬の金沢はまるで絵のような美しさ。兼六園の雪吊りに加賀百万石の歴史と日本情緒を感じ、茶屋街で粋な世界に思いをはせる…。雪が舞うこの季節は、バスツアーを活用して人気のエリアをスムーズに回りましょう。
雪化粧した兼六園は見る価値あり!
江戸期の繁栄を思わせる庭園

金沢のシンボル・兼六園。水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに日本三名園とされています。江戸時代に加賀藩5代目藩主の前田綱紀(つなのり)が、この地に別荘を建て、庭を作ったのが始まりとされています。
広大な敷地にあらゆる技法が取り入れられた築山、池、御亭(おちん)を配置していることから、「築山・林泉・廻遊式庭園」とも呼ばれています。
松の木には、雪の重みで折れないよう縄で保護する「雪吊り」が施され、雪化粧した風景はまさに日本画のようですね。
事前に鑑賞ルートを決めておこう!

バスツアーの場合、1時間程度の散策が定番です。まずは徽軫灯籠が配された霞が池へ。
その後、13代藩主・前田斉泰(なりやす)が植えたという根上松や、時間があれば梅林を回り、ロウバイなど季節の花を観賞するのもいいでしょう。
藩主の別荘を再現した時雨亭で、お抹茶をいただきながら外を眺めるのもおすすめです。
散策の際はくれぐれも防寒と雪対策を。園内だけでなく、駐車場から入口までも段差や坂があるので、冬の降雪時はスノーブーツがベストです。
兼六園周辺をぐるっと!金沢散歩5選
金沢は、史跡や古い町並みが残る一方、現代的なアートスポットが誕生するなど散策にぴったりの街。兼六園と合わせて訪ねてみたい、5つのスポットをご紹介します♪
金沢城(兼六園から徒歩1分)

加賀藩前田家の居城。江戸期に火災と再建を繰り返しており、石川門は、天明8年(1788)年に再建されたもの。菱櫓(ひしやぐら)、五十間(ごじっけん)長屋・橋爪門続櫓(つづきやぐら)は、平成13年に復元されました。
成巽閣(兼六園隣接)

成巽閣(せいそんかく)は、13代藩主前田齊泰(なりやす)が母の隠居所として建築した奥方御殿。館内は見学可能で、「群青の間」を代表とする、鮮やかな群青色の壁が印象的です。当時、群青色は手に入りにくいことから、権力を象徴する色で、最も高貴な色でした。当時は金よりも高い顔料だったようです。
ひがし茶屋街(兼六園から徒歩15分)

東山にある茶屋街は、石畳に「木虫籠(きむすこ)」と呼ばれる格子がある町並みが魅力的。カフェ、食事どころ、雑貨屋などがあり、昼間は多くの観光客が行き交います。加賀麩や金箔製品などはお土産にぴったり。夜は静かで、あかりが灯り始めたら、三味線の音が聞こえてくるかもしれません。
近江町市場(兼六園から徒歩20分)

活気あふれる金沢市民の台所。鮮魚や青果、乾物などあらゆる食材が揃います。鮮魚店では食べ歩きが楽しめますよ。冬は、ブランド蟹の「加能かに」が旬!食事処もあり、ボリュームたっぷりの海鮮丼などが味わえます。
金沢21世紀美術館(兼六園から徒歩10分)

洗練されたアートスポットとして注目。レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」は必見。
兼六園をはじめ、金沢の主要観光スポットはJR金沢駅から路線バス利用となりますが、寒い時にバス停で待つのは結構つらいもの。バスツアーなら移動もラクです。また、富山や飛騨高山などと組み合わせたプランも多く、北陸の冬を存分に堪能できますよ。
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