房総の秘境で「関東一遅い」もみじ狩り
紅葉ハイキングで水辺の紅葉鑑賞
▲養老渓谷の遊歩道。紅葉がすぐ目の前に!
養老渓谷は、千葉県の大多喜町から市原市にかけて流れる養老川沿いの渓谷。
房総半島のちょうど背骨の部分にあたり、都心からも比較的近い観光地ながらも、秘境の雰囲気が漂います。12月まで紅葉が見られることから関東一遅い紅葉名所と言われることも。
一帯には梅が瀬渓谷、懸崖境(けんがいきょう)、筒森もみじ谷など見どころがあります。
▲房総半島随一の名瀑・粟又の滝。
養老渓谷の有名なスポットと言えば、粟又の滝(養老の滝)。100メートルにわたり岩肌を流れ落ちる姿は美しく、遊歩道から迫力ある滝壺を眺めることもできます。
渓谷に沿った遊歩道は、ハイキングコースとして整備されています。例えば「滝めぐりコース」は、粟又の滝から「滝めぐり遊歩道」を歩き、「小沢又の滝」や「粟又の滝展望台」などをぐるりと回る約4km、約1時間のコース。
バスツアーでは、自由散策になっていることが多いので、コースの一部だけでもぜひ歩いてみて。
坂道も多く、地面が濡れていることも多いので、滑りにくい運動靴かトレッキングシューズで行くのが賢明です。
バスツアーだとお弁当付きのことも多いので、川辺に腰かけてお弁当を食べながら休憩するのもよさそう。もちろんゴミは持ち帰りましょう。
ココもチェック!定番立ち寄りスポット
珍しい黒湯を体験!養老渓谷温泉
▲手ですくうと、色がついているのが一目瞭然。
養老渓谷のもうひとつの魅力が温泉。十数軒の個性豊かな温泉宿が点在しています。
源泉は「黒湯」と呼ばれる濃い茶褐色で、ほとんどがナトリウム-塩化物強塩泉のため、よくあたたまるのが特徴。
▲秘湯気分満点、「川の家」の洞窟風呂。
例えば、「川の家」は専用源泉から引いた黒湯が自慢です。名物の洞窟風呂は日帰り入浴もOK(11時~14時30分、1000円 ※タオル別)。
お風呂まではちょっと、という人には足湯がおすすめ。温泉に足をつけるだけでもかなり疲れがとれますよ。
亀山湖で紅葉クルーズ
▲湖面に迫り来る紅葉に感嘆の声が上がります。
最近、房総紅葉バスツアーで人気急上昇なのが、君津市の山あいにある亀山湖。
1977年に亀山ダムが作られたことで誕生しました。釣り好きの間では知られた存在ですが、紅葉の時期は、各ボートハウスが紅葉クルーズを実施。
陸上からは見られない紅葉ビューポイントに案内してくれます。特に、猪の川渓谷の紅葉のトンネルは見事!
房総半島の移動は車が便利ですが、山間部にはカーブが続く細い道もあり、特に日没後は運転に慣れていないと少々不安。バスツアーでさくっと出掛けて秋を満喫してみませんか♪
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