工場・社会科見学栃木県
更新日:2025年06月30日
地下30メートルの幻想空間!大谷資料館
たびらいバスツアー編集部

まるで地下神殿みたい!と話題沸騰なのが「大谷(おおや)資料館」。大谷石の地下採掘場跡が今、宇都宮の観光スポットとして大注目されています。館内は真夏でもひんやりしていて寒いほど!快適にバスツアーで北関東の名所を巡りましょう。
地下に驚きの空間が!採掘場跡は壮大なラビリンス

歴史&建築ファンも感嘆!「大谷資料館」

大谷石(おおやいし)とは、宇都宮市大谷町一帯で産出している石のこと。緑色凝灰岩と呼ばれるもので、他の石材よりやわらかく軽いうえ、耐火性もあるため建材として広く活用されてきました。大谷石が使われていた建築としては旧帝国ホテルなどが有名です。

大谷資料館は、大谷石の地下採掘場跡で、1919年(大正8)から1986年(昭和61)にかけて実際に採掘されていた現場を公開しています。地下30m、広さは2万平方メートルという「資料館」というイメージを覆す大スケール。地上から坑道に入り、降りていくときは異世界に迷い込んだよう。
さらに、夏の気温は10度前後くらいなので、ひんやりしています。圧巻はやはり石が切り出された採掘場跡。まさに地下神殿です。削られた石の壁の模様さえ遺跡に見えてきます。ライトアップされた様子は幻想的で、つかの間暑さを忘れられますよ。
あの有名アーティストのPV撮影や結婚式にも!?

野球場がまるまる1つ入ってしまうような大きさの採掘跡。かつては地下軍需工場などにも使われていました。現在は、この独特の雰囲気が漂う空間を活用してコンサートや演劇が上演されたり、有名アーティストのPV撮影や車のCM撮影といったロケ地にも使用されています。さらに結婚式も行われていますよ。
お洒落な雑貨屋カフェ「ROCKSIDE MARKET」もチェック!

大谷資料館に併設されているお洒落な建物は、「ROCKSIDE MARKET」。2016年4月に旧大谷ミュージアムからリニューアルオープンしました。大谷石をふんだんに使った内装がハイセンスな店内は、カフェと雑貨のセレクトショップになっています。
カフェでは、そば粉のガレットとジェラートが名物で、この時期はジェラートが大人気。夏場は日光天然水のかき氷も販売しています。

ショップには栃木県を拠点とするアーティストのクラフト作品や雑貨が並び、お土産にぴったり。餃子だけでない宇都宮の新しい魅力が発見できそうです!

資料館(採掘場跡)内は、年間平均気温8℃なので、夏でも上着は必須。歩きやすい靴で出かけると安心です(車椅子・ベビーカー・手押し車などを使用しての入館は不可)。
大谷資料館へは、宇都宮駅からバス30分+徒歩5分なので、目的地まで直行できるバスツアーがおすすめ。コースによっては、大谷石で造られた蔵をリノベーションしたレストラン「石の蔵」でランチが楽しめたり、近場の滝を訪れたり、栃木のスポット巡りが楽しめますよ。
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