たびらいスタッフからの
トピック
~現地から選りすぐりのプランをお届けするたびらいスタッフのつぶやきトピック~
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たびらいスタッフ
岡本
沖縄 本部町
海ではない「青」のスポット
沖縄には「よへなあじさい園」といって有名な植物園がありますが、これがまた色々とビックリなあじさい園だったりします。
私自身も、この季節に何度か訪れた事がありましたが、最初に見た時の驚きが、今でも鮮やかな青い紫陽花の色合いとともに記憶に残っています。
いえ、美しい思い出というか、どちらかというとカルチャーショック的な驚きですが…まずは、よへなあじさい園の紫陽花を見るまでにビックリ。
初めて行ったのが10年ほど以前になるのですが、当時はWEBでも今ほど動画や全貌が映し出されているコンテンツも無く、基本的な情報が掴めないまま向かったんですよね。
道を知っていないと迷いそうな、木々が生い茂った小径をドライブして、到着した後も車を止める場所に躊躇し(個人の敷地のようだったので勝手に路駐をして良いのかと)、素通りしてしまいそうな料金所らしき台があり、そこに人が居なかったので、とりあえずそれっぽい金額を置いて道を進んだ先に・・・!突然に視界に広がる青い世界!
正直、こんなに広い面積に紫陽花が植わっているスポットだと知らず、斜面に植わる青い壁のような紫陽花群に驚きました。
なんというか、紫陽花のジャングルというか。それまで私の知っている紫陽花園というのは、お寺だとかの道脇に整備されて植わっているタイプのイメージだったのですが、ここではあまり切りそろえられていないというか(すみません、整備はされていると思います)、それぞれの場所に植わっている紫陽花が自由に生きている感じの見事なジャングルぶりでした。ルートらしきものを歩いていくとですね、急に民家が現れるんですが、ここに「あじさいおばー」がいらっしゃって、お茶とか飲まれてるんですね。観光で訪れた人とも気さくにお喋りされていて、一緒に写真を撮ったりなどされていました。
紫陽花は約30万輪にもなっているそうだけど、最初は2株だけだったとか。
「あじさいおばー」と呼ばれていたその人が、地道にコツコツと毎年増やしていって、
いつのまにか地域の人から観光客まで訪れるような規模に育っていったようです。
たった一人でも、こんな素敵な観光スポットを創り出せる事に当時とても感動しました。現在は、おばーの心を受け継いだ方たちが紫陽花園を開園して下さっており、以前に私が行った時よりも多くの紫陽花がお客様を迎えてくれています。
この季節になると行きたくなる、沖縄の「青」のスポットです。