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これを知ってるだけで初心者でも楽しめる⁉「琉球漆器」の世界へ
沖縄県の伝統工芸品「琉球漆器」ってご存じですか?
琉球王国時代に中国から伝わった技法を取り入れて作られていた工芸品ですが、細やかで美しい漆芸は芸術的観点で楽しめるのが魅力です。とは言っても格式高く、まだまだほかの工芸品に比べて近寄りがたい印象があるのが現実。漆芸をじっくりと楽しむ機会は少ないですよね。私も、これまでは難しい印象があってなかなか触れ合う機会がなかったのですが、浦添市美術館へ訪れた際に、館員の方にある事を教わってから結構楽しめるようになりました。
その “ある事” とは「作品名の読み方」でした。え?そんなこと?って思うかもしれませんが、ただ作品をさらりと見て回るより、作品名を見ながら楽しむのが意外と面白い。琉球漆器の作品名は漆の色、デザイン(絵)、漆芸の技法、物の種類の4つで構成されており、意外と簡単に読めるんですよ。例えば、「黒漆雲龍螺鈿盆(くろうるしうんりゅうらでんぼん)」という作品名だと、「黒い漆に螺鈿という技法を用いて雲と龍がデザインされたお盆」という風に言い換えられるので、作品を見ながら「なるほど!」という感覚を楽しめます。技法も覚えられたらちょっとレベルを上げて、作品を見ながら作品名を当てるというちょっとハードな楽しみ方も。近寄りがたい印象だった琉球漆器ですが、これなら初心者でも気軽に楽しめますよね。
ちょっとチャレンジしてみたいかも…と思った方は、ぜひ沖縄旅行の際に浦添市美術館に立ち寄って、琉球漆器の世界を楽しんでみてくださいね♪