たびらいスタッフからの
トピック
~現地から選りすぐりのプランをお届けするたびらいスタッフのつぶやきトピック~
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ホテル
藤本
北海道 札幌
ふわふわ漂う小さな冬の使者
そろそろ雪が降り始めるぞ、と冬の訪れを告げるかのように表れる虫がいます。ふわふわと空中を漂う小さな綿のような見た目で、多く発生していると雪が降っているかのように見える事から「雪虫」と呼ばれています。
ちょうどこの時期から、北海道の各地で目撃情報が寄せられる雪虫ですが、可愛らしい外見とは反して嫌われ者の一面もあったりします。雪虫はアブラムシの仲間で、木の根に寄生して樹液を吸う虫です。季節により寄生する木を変える生態で、飛びやすい時期を見計らって雪虫達は集団で引っ越しします。この時に多く空を飛び回る彼らにより、雪が降っているかのような景色が見られるわけです。
少ない数なら可愛いらしい雪虫も、多く発生すると嫌われ者に早変わりします。
外を歩いていても顔に付いたり口に入りそうになったりしますが、雪と違って溶けませんし、そもそも虫の集団なので避けて通りたいところです。
どこかへ付着すると、自身で飛び立つ事が出来ない虫なので、車のフロントガラスに大量に付いていれば洗車も必要になります。
ひらひら飛んでいる分には、小さな妖精のようでもあり子供にも人気なので、可愛らしい姿にとどめておいて欲しいなぁと今年も思います。