たびらいスタッフからの
トピック
~現地から選りすぐりのプランをお届けするたびらいスタッフのつぶやきトピック~
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デザイナー
山城
沖縄 北部
センサーに反応しない深夜の来訪者とは…!?
海が近い沖縄北部に住んでいた時があるのですが、この辺りは人も少なく、夜になると真っ暗になってシン…と静まり返ります。そんな夏の夜のドキッとする小話を。
ある夜中の2時、丑三つ時の出来事ですが、夜中に家のドアから音がしたんですね。何か控えめに、カリッカリッとするような音でした。
その時起きてた私は気になってドア近くまで行きましたが、うちのドアには人が通ると明かりがつくセンサーライトが付いていて、それが反応しない事が気になったんです。家族と暮らしていた私は父親を呼んで、音の様子を伝えて見てもらいました。
父は音を聞いて、「泥棒がピッキングしているに違いない!」と、撃退出来るように用意してきて、しばらくジっとしていました。しかし泥棒は一向に入ってくる気配はなく…。しかしカリカリッという音は続いていたんですね。それに焦れてきて、ドアを開けてみよう!という事になったんです。
えいっと勇気を振り絞ってドアを開けたら…!そこに、人の姿はありませんでした。
しかし、足元から何か威圧を感じる…! と思って下を見たら、カニが居ました。大きいカニがハサミを振り上げて威嚇していたのです。いやぁ、本当に大きなカニでした。小型のラジコンカーかなというくらいの。
夏の産卵シーズンに、海へ向かうカニの中でも大きい奴が人の住居に迷い込んじゃったようです。丁度ドアの周りは袋小路みたいな造りだったから、カニとしてもどう戻るのかが分からずドアをカリカリしてたんですね。
普通に生活していても良く見かけるカニですが、夜見かけるとちょっと怖い、そんな沖縄夏の出来事でした。