【スタッフブログ】楽しく体の声を聞く! やさしい坐禅をやってみた | 富士スピードウェイホテル - アンバウンド コレクション by Hyatt
富士スピードウェイホテルでは、2024年10月からスパトリートメントとセットになった「やさしい坐禅体験」をスタート。禅宗の修行である坐禅と、ウェルネスを大切にしているホテルとのコラボレーションとは、いったいどんな感じなのでしょうか…? 今回は坐禅だけ特別に体験させていただくことに。場所は富士スピードウェイホテルから車で20分ほどの場所にある「大雄山宝鏡寺」。ホテル宿泊者向けの体験ですが、場所は寺院なので本格的です。
普段からヨガには親しんでいるたびらいスタッフですが、坐禅は初めて。体験時間は心身を調えるワークと坐禅でたっぷり90分です。普段の煩悩から解き放たれ心も体もスッキリしたいと、張り切って行ってきました。
坐禅体験の場所は、約680年の歴史を誇る由緒ある寺院
足柄駅から徒歩約7分の場所にある曹洞宗の寺院「大雄山宝鏡寺」。周囲を山に囲まれ、静かな環境です。※大雄山宝鏡寺提供写真
荘厳な雰囲気に圧倒されるスタッフ。御本尊は、聖徳太子の作と伝えられている「延命地蔵菩薩像」(焼失のため現存するのは鎌倉時代の作)。1985年には県指定文化財に認定されました。※秘仏のため普段は見ることができません
「坐禅=厳しい修行」という概念を取り払うための、丁寧なワークから開始
坐禅ワークショップを担当してくださるのは、若き禅僧でいらっしゃる蘆月真成師。一貫して「たのしくやりましょう!」と声をかけてくださいました。ベトナム出身の禅僧、ティク・ナット・ハン師の「Smile!Practice should be Enjoyable!」(微笑みなさい 愉しい修行でなければなりませんよ)という教えを常に大切にしているそうです。
ホワイトボードには「身心一如」の文字が。「体を調えればおのずと呼吸が調い、心が調う。体と心はつながっている(分けることができない)」という意味だそう。坐禅の前に凝り固まった頭と体をほぐします。
正座をして目を閉じ、意識して呼吸をしてみます。そして「眼耳鼻舌身」の五感と「意」(意識)とを調えていきます。「このとき、何も考えないようにするのは実は難しいこと。心配事などを思い浮かべることからいったん離れて、『感じる』という方向にシフトして集中してみてください」と真成師。
「腕って結構重い」。自分の重力を感じるまでに集中できるように
坐禅の前に行う体を調える(ほぐす)ワークはまだ続きます。次は、手の指を1本づつ揺らしていきます。ポイントは肩の力を抜いて、体の重みを感じること。指先から徐々に腕全体、全身を使った動きに変えていきます。「腕の起点はどこだと思います? 実は鎖骨と肩甲骨なんですよ。鎖骨から腕をぶらんぶらんと動かしてみると、重力を感じやすくなりますよ」。
スタッフの動きも次第に滑らかに。自分の腕って結構重いんだな、と感じることができました。体を揺らしながらほぐすと、体の関節をうまく動かすことができて気持ちよいポイントがつかめてきました。
体を揺らしたり、ゆっくり頭を下げ首の後ろを伸ばしたり。真成師のかけてくれる言葉も気さくで時に面白く、終始笑顔だったスタッフ。自然と体と心のこわばりがなくなっていきました。
「気づくと歯を食いしばっていることが多いんです」と話すと、「今日は割りばしを使ってみましょう」という真成師。ワークではその時のゲストの様子を見て、アレンジをするのだそう。
「割っていない割りばしを片方の奥歯でしばらくぎゅっと噛みます。そして割りばしを外すと・・・」。なんと、口が動かしやすくなるのを実感! 割りばしをしっかり噛むことで、奥歯の嚙む力が緩んでいくそうです。「首から上をほぐす方法ってあまり多くないのですが、お口周りのコリをほぐせてスッキリしますよ」。覚えておきます!
体と心が調ったところで、いざ坐禅
十分に時間を取ったワークのおかげで、体と心がだいぶ落ち着きなんとなく心身の声が聞こえるような気がしてきました。畳の上で胡坐をかくときも、座骨が重く畳に沈むような感覚に。背筋を伸ばしすぎず、どこにも無理のない楽な姿勢で、視線は少し下げて。
「坐禅は、状況をそのまま受け入れて、そこにとどまり続ける修行と言えます」とおっしゃる真成師の言葉も、最初の頃よりすっと入ってくる感じです。目を閉じて約15分。呼吸に意識を向けることも最初の頃よりやりやすくなった気がします。
15分ほどの坐禅はあっという間。正直、坐禅のワークショップなのに坐禅の時間が15分とは短いな、と思っていましたが、体と心を調えてから坐禅に入ることがこれほどまでに大事とは。今回、身をもって体験できました!
伝統も大事。でも新しいことに意欲的な真成師
坐禅のあとは、特別に少し時間をいただき、富士スピードウェイホテルと宝鏡寺とのコラボレーションについてうかがいました。
「よりよく生きようとする生活態度と解せる“ウェルネス”を大切にしている富士スピードウェイホテルから坐禅体験のお話をいただいたとき、ウェルネスと坐禅の組み合わせはとても面白いと感じました。
現在、日本において仏教は葬式仏教と揶揄されていますが、私は今を生きている人のための仏教や坐禅を伝えていきたい。私のアプローチは伝統的とは言えないため正しいとは言えないかもしれませんが、初めて坐禅をする人や現代人にとっては、やさしいアプローチであると自信を持っています。敷居を低く、玄関を広くすることで興味を持っていただければ、いずれ伝統にも興味を持ってもらえるはず。富士スピードウェイホテルのゲストの皆さんが、やさしい坐禅を通して禅を体感し、身も心も表情も和やかになっていただけたら嬉しいですね」。
坐禅とセットになっているスパトリートメントはホテルで
今回の坐禅体験は、富士スピードウェイホテルのスパ「Omika Wellness & Spa」で60分以上のスパトリートメント受ける方が対象となっています。カップルルーム2部屋を含む全6部屋の静かな空間で、静岡のお茶を使ったメニューなどご当地らしいこだわりのトリートメントを受けることができます。
坐禅体験の前でも後でも、時間の組み合わせは自由。滞在の計画に合わせて坐禅&スパトリートメントの贅沢なととのい時間を体験しましょう。※富士スピードウェイホテル提供写真
「富士スピードウェイホテル」の坐禅体験の基本情報
■坐禅
場所/大雄山宝鏡寺(静岡県駿東郡小山町竹之下1462)
料金/3300円(一人)※スパトリートメントは別途必要
時間/約90分(ワーク60分、坐禅20分、シェアリング10分が基本)
服装/動きやすい服装(スカートや露出の多い服装はNG)
予約方法/開始時間の12時間前までは公式サイトから。それ以降はホテルに直接電話してください
※お連れの方は坐禅またはスパトリートメントのみの申し込みも可能
■スパトリートメント
場所/富士スピードウェイホテル(Omika Wellness & Spa)
料金/OMIKA シグネチャー グリーンティーピュアリチュアル4万4000円(120分)、レストアボディ&マインド2万6400円(60分)~
時間/10時~22時(最終受付20時30分)
※16歳以上から施術を受けることができます
御殿場・富士 > 御殿場
富士スピードウェイホテル - アンバウンド コレクション by Hyatt
朝食付 2名1室
68,863円〜(税込)










