たびらいスタッフ体験記! 憧れのクラシックホテルを母子で徹底レビュー | 川奈ホテル

こんにちは! 静岡在住のたびらいスタッフもっちーです。今回は、私の母の長年の憧れホテルである「川奈ホテル」に宿泊体験をしたので、その様子を徹底レポート。
母は、若き日に「川奈ホテル」で友人の結婚式に参列し、その時から憧れを抱き続けていました。一方、私は近年「クラシックホテル」という存在に関心を寄せ始めたところ。そんな二人が出かけたのは、「川奈ホテル」での1泊2日の母娘旅です。建築や芸術を愛する母と、歴史に触れたい私。クラシックホテルの美学と温かいホスピタリティを全身で味わった体験は、深く記憶に刻まれる特別な時間となりました。
記事の最後には「川奈ホテル」がたびらいのために用意してくれた「たびらい限定特別プラン」も掲載。ぜひチェックしてくださいね。
歴史をひも解く貴重な館内ツアー
母子で「川奈ホテル」に到着すると、川奈ホテルを知り尽くした生き字引、「川奈マイスター」であるスタッフの清水さんが「歴史館内案内ツアー」を行ってくれました。川奈ホテルは、イギリスの貴族社会にあこがれた大倉財閥二代目総帥 大倉喜七郎氏が、1936年に開業。実に90年近い歴史を有したクラシックホテルです。
玄関を入ると正面に広がるのは第一ロビー。創業時から約90年も革を張り替えて使い続けているソファや、割れることなく残る大きな窓ガラスが圧巻です。守り抜かれてきた調度品の数々に言葉を失うほど。冬になると実際に火が入るという大きな暖炉、その上には大倉氏がこだわった特注の鷲のエンブレムが掲げられています。
隣の第二ロビーにはかつてたびたび上映していたという映写室が。中を覗いた瞬間、母と私は同時に声を上げてしまうほど興奮しました。「映画が貴重だったころのまま、今でも現役で使われ続けているなんて!」。
レセプションやロビーは静寂そのもの。そこかしこに絵画や調度品が配されているアートな空間。遠くで聞こえる鳥の声やコツコツと鳴る足音すら「館内に流れる音楽」です。歴史と静寂を共有する贅沢な時間は、まさにクラシックホテルの本質を体験できるひとときでした。
館内巡りと名門富士コース見学へ
清水さんの案内で、一行は本館2階のライブラリーへ。2010年、当時の天皇皇后両陛下がプライベートのご静養で「川奈ホテル」にいらっしゃったときに使われたという椅子に腰かけさせていただきました! 大倉氏が使っていたものだそうで、天皇陛下の執務デスクとして使用されました。現在、本館のライブラリーに展示されています。
一通り館内を巡ったあとは、世界のゴルフ場100選に選ばれている「富士コース」を見学へ。清水さんと共にカートで回った富士コースは「川奈ホテル」に宿泊しないとラウンドすることもできないコース。ゴルファーにとっては聖地でもあり、入ることができるだけでも貴重な体験です。青い海に囲まれた景色に息を呑みました。
「ここは景色を見ながらプレイをするゴルフ場」という言葉の通り、溶岩地帯に造られた設計美は圧倒的。フジサンケイレディスクラシックの会場としても有名です。自然の地形そのままの起伏のあるフェアウェイ、海と変わりやすい海風、設計者の名前が付いたあごの高い「アリソンバンカー」、癖のあるグリーンなどが、美しさとは裏腹に難易度を高めています。
「いつか一度はここでクラブを振ってみたい」という気持ちが高まりました! 自然と設計、歴史が融合したこのゴルフ場は、ホテルのもう一つの顔として訪れる価値がありますよ。
母子でもう少し館内を探検
清水さんによるツアーのあとは、母子で館内探訪してみることに。母は読書室に置かれていた昔の伊豆の写真集に夢中になり、私はクラシックソファの座り心地を確かめるひととき。
ラウンジ跡の床板の音やタイルの手触りなど、随所に歴史と芸術が生きています。ホテル全体がまるで美術館のようで、ただ歩き回るだけでも心が満たされ、時を超える旅に身を委ねられました。
本日宿泊する「オーシャンビューエグゼクティブツイン」からの眺めも素晴らしかった…。左右いっぱいに広がる海と、ゴルフ場の緑がキラキラしていました。照明や絨毯も気品があふれていました。
“王道を極めた”美食の夜
夕食はメインダイニングでいただく「川奈ディナーコース」。蝶ネクタイ姿の紳士も見かける格式高い空間でしたが、スタッフの温かな接客に緊張も和らぎました。
前菜は、鮮魚と新玉ねぎの組み合わせが爽やか。タラバガニやアワビなどの食材が入っていて、魚介の食べ応えがありました。伊豆みそパンや、見た目も楽しい冷製コーンスープには母と二人で歓声。
さらに柑橘ソースと合わせた尾長鯛のポワレや、母子で感動しきりだった国産牛フィレのグリル、最後は川奈ホテル産の蜂蜜を使ったデザートまで、一皿ごとにクラシックホテルらしい伝統が息づきます。時代を超えて受け継がれるフランス料理の「王道」を、味わいとともに心にも深く刻むディナーとなりました。
また、昼に清水さんに案内されて気になっていたオーセンティックなメインバーにも行きましたよ。私は「川奈ホテル」オリジナルカクテル「バーディー」を、母はノンアルコールでグレープフルーツをベースにしたカクテルを用意してもらいました。メニュー表にノンアルは載っていませんが、バーテンダーさんに相談できます。気さくなバーテンダーさんともお話が盛り上がりました。「床が貴重なタイルであること」や「すぐ向かいにある宴会場は、過去に首脳会談をしたこともある」など、ディープな情報を教えてくれました。
翌朝も夢のような時間が続きます
夜は温浴施設「ブリサマリナ」の温泉へ。露天風呂から星を仰ぎ、翌朝も朝日とオーシャンビューを堪能しました。内湯の大きな窓越しに広がる景色は、まるで絵画のよう。女性専用のリラクゼーションスペースで過ごす時間も心地よく、母娘で「朝と夜の異なる景色」を楽しめたことは格別でした。
朝食の名物オムレツやブランチの「クロックバロン」も、旅を締めくくるご馳走に。最後は装飾品を見つめながら、まるで美術館を後にするような名残惜しさ。「川奈ホテル」の歴史とおもてなしは、確かに心に残り続けると実感しました。
憧れのホテルに泊まる経験は、人生を豊かにする
私たち母子にとって、ずっと憧れだった「川奈ホテル」。ただの滞在先ではなく、歴史と芸術、自然と美食が織りなす“時間旅行”を体感できる特別な場所でした。こだわって守り抜かれた館内の細部や、心を尽くした料理、静寂までも設計された空間に身を委ねることで、非日常を超えた深い充足感を得られます。
母娘旅や記念日の宿泊に選べば、きっと一生忘れられない思い出となるはず。私たちのようにクラシックホテルに泊まり慣れていない方でも、安心して過ごせる魅力が「川奈ホテル」には感じられました。ぜひ一度、その豊かなクラシックホテルの世界に浸ってみてください。
記事で登場した「歴史館内案内ツアー」や「ゴルフ場周遊ツアー」は、常時開催されているわけではありませんが、ぜひ気になった方は公式サイトをご覧ください。季節に合ったイベントも開催していますよ。
また、9月30日までの月曜~木曜チェックイン限定で、山側客室の価格で海側客室に無料アップグレードできる「たびらい限定特別プラン」をご用意いただきました。体験記を読んで「川奈ホテル」に泊まってみたいと思ったら、お電話でご予約を!
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伊東
川奈ホテル
朝食付 2名1室
66,090円〜(税込)