ヤマハリゾート葛城北の丸

夕朝食付 2名1室

税込59,290円〜

たびらいが実食。和と洋の料理長がひとつのコースを作り上げる料理 | ヤマハリゾート葛城北の丸

葛城北の丸_桜えびの土鍋

北陸地方の古民家や貴重な建造物の木材を移築し、将軍や身分の高い人の正妻を意味する「北の丸」と名付けられたヤマハリゾート葛城北の丸。純日本旅館ではありますが、食事においては和と洋のエッセンスを取り入れて、ゲストに嬉しいサプライズを届けています。和食と洋食の料理長がそれぞれの料理をひとつのコースに仕上げているという葛城北の丸の料理。それは「北の丸饗膳」と謳われ、宿のおもてなしが詰まっているといいます。たびらい静岡ローカリストのY.Mochizukiが取材してきました。

旬の幸海老は頭から丸ごと! 目を見張る美しい前菜とお造り

お邪魔した5月の前菜は、鯛子の旨煮、カシューナッツの甘羹、野菜煎餅、初夏のお造り、そして姫栄螺(さざえ)の香草焼き。目を引くのはカリっと焼き上げられた幸海老の塩焼き。殻が柔らかいのが特徴で、一匹丸ごといただきました。和と洋が同じテーブルで競演しているかのようなユニークさが新鮮でした。

「伝統の姫栄螺(さざえ)の香草焼き」は、柔らかいさざえと、香草バターの風味が堪りません。伝統的なフランス料理の手法を用いたオリジナル料理で、葛城北の丸の人気メニューだそうです。小さなさざえですが、存在感あり。目を閉じて堪能したくなる味わいでした。

「北の丸饗膳」には、どんなお酒が合うのでしょう!?

白ワインか赤ワインかで悩んでいたら、スタッフさんに「日本酒なんていかがですか?」とおすすめされ、お任せすることに。普段、日本酒はほとんど選ばないので楽しみです。出していただいたのは、地元掛川の土井酒造「開運 ひやづめ 純米」。魚にも肉にも合うそうで、適度に甘くて、料理を邪魔しない軽さを感じました。私にも飲みやすい冷酒でしたよ! 土井酒造のほかにも地元や静岡のお酒がありました。

白濁したお汁が美味しさを伝えてくれる潮汁

お次は「蛤の潮汁仕立て」。葛城北の丸のマークが施されたお椀でいただきます。蓋を開けるとこの濁り加減。旨味が凝縮されていそうなのが一目でわかりますよね。大きな蛤は噛むたびに出汁が染み出します。塩味と素材の旨味だけで仕上げられた、ありがたいひと椀です。

美しい焼き目が付いたパイ包み

こちらは、真鯛とオマール海老のパイ包み。ナイフとフォークでいただく洋のお皿です。パイの焼き色が美しいこと! ふんわりとした真鯛とプリっとしたオマール海老の食感がミックスした、食べ応えのある一品でした。ソースがまた美味しいんです。

とろけるような柔らかさ。地元の黒毛和牛は厚みにも驚き

お皿が運ばれてきた瞬間、思わず「厚い!」と声が漏れてしまった、黒毛和牛三ヶ日ロース牛の炭火焼。写真からでは分かりにくいかもしれませんが、分厚いカットが魅力的。それでいて、ナイフはスッと入ります。この厚みでこの柔らかさは、私の人生で3本の指に入るほど・・・。三ヶ日牛は浜松の温暖な気候の元、三ヶ日みかんから作られる飼料を食べて育ちます。差しの入り方も程よく、ソースやマッシュポテトとの相性は言うまでもありません。せっかくなので、お肉に合わせて赤ワインもオーダー。ゆっくりと時間をかけていただきました。

蓋を開けたら旨味が香ってきた、旬の桜海老の土鍋ご飯

葛城北の丸_桜えびの土鍋

上期の旬を迎えている駿河湾の桜海老が、ご飯が隠れるほどたっぷり。駿河湾の桜海老は大き目と聞いていた通り、一尾一尾がしっかりとしているのが分かりますね。三ヶ日牛で感動したばかりでしたが、この土鍋ご飯でもさらに驚かされてしまいました。ゆっくり食べていると、どんどん旨味があふれてきます。

ブランマンジェは、静岡産の新茶と一緒に

口当たりのいい滑らかなブランマンジェには、掛川産のブルーベリーが添えられています。ブルーベリーこそ主役と言っても良いほど、甘く存在感がありました。緑茶で洋のデザートをいただくのも素敵な取り合わせ。北の丸饗膳のフィナーレを存分に楽しませていただきました。

翌朝は野菜のしゃぶしゃぶとお重が登場

新しく生まれ変わった宿泊棟「桜殿」の宿泊ゲストは、朝食を個室でいただきます。着くなり、個室とお庭を撮影する私。取材魂を抑えられませんでした。「桜殿」は全3室。朝食の食事処も3部屋用意されており、どの部屋からも中庭を望むことができます。朝から贅沢ですね。

三段重に葛城北の丸のこだわりがぎっしり

山のものも海のものも揃う、この袋井の土地。近隣の素晴らしい食材を、鮮度を保ったまま仕入れることができます。今朝は、舞阪しらすの釜揚げや筍と蕨の煮物、醤油麹の諸味ふりかけ、鮑の柔ら煮が登場。なかでも、富士鱒の幽庵焼きに驚かされました。柔らかい身は箸で簡単にほぐせ、出汁醤油の味が染み込んでいます。ご飯は袋井産の「きぬむすめ」。つやっとしていて、甘く、お代わりしてしまいました。夕食も朝食も、地元や近隣の食材が豊富に使われていて、旅に来た甲斐があったと思わせてくれます。

隅々まで手が込んでいるのが伝わってくる、葛城北の丸の食事

「北の丸饗膳」と表現される葛城北の丸の料理の数々。宿のこだわりとおもてなしの心が伝わってきます。地元袋井産をはじめ、この場所だからこそ仕入れ可能な地産の食材をふんだんに。素材の良さと圧倒的な技術力の掛け合わせがなせる一皿を、ぜひ堪能しに出かけてみてください。人気のランチは現在は週末のみ。食事をお目当てに出かけたい宿です。

「ヤマハリゾート葛城北の丸」夕食・朝食・ランチの基本情報

■夕食「季節の会席料理」
場所/1階「椿の間」
時間/17時30分~21時00分(19時最終入場)
※追加料金で個室を予約することも可能

■朝食「定食+一部ブッフェ」
場所/1階「椿の間」
時間/6時50分~10時(9時15分最終入場)
※「桜殿」宿泊の場合は個室の食事処で、ブッフェはありません

■ランチ「季節の会席料理」
場所/1階「椿の間」
時間/12時〜14時30分(土日祝のみ営業 13時最終入場)
※追加料金で個室を予約することも可能

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