旅館の目の前が
日本を代表する景勝地という贅沢な立地 | 天女の館 羽衣ホテル
富士山世界文化遺産の構成資産として認定された「三保松原」に建つ唯一の旅館・天女の館 羽衣ホテル。周囲の色彩や景観に調和した外観が特徴。世界遺産の構成資産は64.4ヘクタールに及び、景観法規定に基づいて街並みが守られています。
三保松原は1922年に日本初の名勝地に指定されました。雄大に佇む富士山と緑深い松原、そして波が打ち寄せる白浜とのコントラストが人々の心の琴線に触れて、数多くの作品のモチーフとなってきました。
羽衣伝説に登場する天女が、自身の羽衣をかけたとして代々守られてきた「羽衣の松」。樹齢は推定300年、樹高14.5メートル、胸高直径は121センチにもおよぶ巨樹で、現在は3代目が根を張っています。2代目は樹齢650年を超えて弱ってしまい、初代は300年以上前の火山で海に沈んだと言われています。
平安時代に編纂された神名帳「延喜式」でも記されている古社・御穂神社(みほじんじゃ)。夫婦和合・縁結びのご利益があり、伝承によれば天女の羽衣の裂(きれ)が奉安されています。春は境内に22種類220本の桜が咲き誇り、希少な鬱金桜(ウコンザクラ)も楽しめますよ。
旅館の目の前には、三保松原の魅力を発信する施設「みほしるべ」も。現代的な外観ながら、縦長のガラスウォールに松林が映り込むことで、周囲の景観と融合しています。入口付近には休憩スペース「通り土間」のほか、松葉の匂いが香り立つ足湯(冬季の土日祝日のみ実施)が設置されているので、散策の合間にぜひ立ち寄ってみて。
富士山世界文化遺産の構成資産「三保松原」は、静岡県・三保半島の東側一帯に位置。その広さはなんと、東京ドームおよそ13個分に及びます。そんなエリアに建つ唯一の老舗旅館が「天女の館 羽衣ホテル」です。
白砂青松(はくしゃせいしょう)の景勝地と呼ばれる「三保海岸」から覗くのは、富士山の絶景。旅館からは徒歩圏内なので、刻一刻と移り変わる絵画のような風景に、何度でも足を運べるのが魅力。海岸には「ハチマキ石」と呼ばれる白いラインが入った石があり、見つけると願いが叶うとも言われています。海岸を散歩しながら探してみるのも面白いですよ。現在は自然公園法により砂や石の持ち出しは禁止ですが、かつては願いが叶ったら「羽車神社」に返すという習慣があったのだそう。その証拠に、神社にはいくつものハチマキ石が積石されています。
ほかにも「みほしるべ」や「エレーヌの碑」、「神の道」など旅館を拠点に楽しみたいスポットが満載。レンタサイクル(3台/無料/先着順)の利用も可能なので、少し足を延ばして「清水灯台」を訪れるのもおすすめですよ。
■天女の館 羽衣ホテル
・場所/静岡県静岡市清水区三保1282-1
・交通アクセス/
【車】清水I.Cから約20分、静岡I.Cから約35分、日本平久能山スマートI.C.(ETC専用)から約20分
【バス】「三保松原入口」バス停から徒歩約15分
・駐車場/あり(無料・予約時に空き状況を要確認)
※チェックイン15時、チェックアウト10時
※無料送迎あり
静岡・清水 > 清水
天女の館 羽衣ホテル
夕朝食付 2名1室
39,600円〜(税込)









