【スタッフブログ】初夏のおちあいろうを体験。滞在記-1日目- | おちあいろう
静岡在住ローカリストのたびらいスタッフが、明治7年創業の老舗宿「おちあいろう」で念願の宿泊体験! 時は6月上旬、新緑が瑞々しく風の気持ち良い梅雨前で、ちょうどホタルが観られるシーズン。普段の記事では紹介しきれなかった「おちあいろう」の魅力を深掘りします!
チェックインをしたら、さっそくオールインクルーシブのドリンクや散策を楽しむ

15時のチェックインを待ちきれないゲストがちらほらといるラウンジ。館内案内を受けながら静岡名産のぐり茶と羊羹で一服。QRコードから人気の貸切風呂の予約も簡単に済ませます。そしてスタッフも早速、オールインクルーシブの世界へ。キンキンに冷えた銅製のタンブラーにサーバーからビールを…。クリーミーな泡に運転の疲れが一気に吹き飛びます。ハイボールやスパークリングワインのサーバーや、とろけそうなフルーツジュースが種類豊富に。好きなだけどうぞ。

ラウンジのドリンクを手に、テラスへ。眼下には意外と流れの速い狩野川。「新緑シーズンだと宿から30色もの緑色が楽しめる」という宿のスタッフさんの談話も納得です。苔のむす階段を下りれば、川岸まで行けますよ。

お酒によく合うおいしいおつまみがずらり。欲張っていろいろと取ってしまいました。子どもでも楽しめるものばかりです。このほかにフルーツやサイダー味の大きなアイスキャンディー、カラメルをかけていただく濃厚ミルクプリンも絶対にお見逃しなく。

狩野川に掛かる吊り橋を渡ると、別世界。ここはかつて定宿としていた北原白秋の名を冠した白秋亭という小屋がある場所です。大人もつい漕いでみたくなるブランコが掛けられています。
本日の宿泊は眠雲亭の「松風」

お酒をほどほどに楽しんだら、本日のお部屋へ。畳敷きの居間からは、まばゆい緑を湛えた贅沢な庭が見下ろせます。これから滞在をとことん楽しむために、先に仕事を片付けます。館内WiFiが飛んでいるのでパソコンの利用もストレスフリー。このあと17時からは文化財ツアーに参加予定。ツアーの様子も後日レポートしますのでお楽しみに。

客室冷蔵庫には自由に飲めるアルコールやソフトドリンクがぎっしり。サウナ好きなスタッフの目に留まったのはオロナミンCとポカリスエット。「オロポ」として混ぜて飲むのがサウナーに人気だそう。「おちあいろうさん、分かってる!」と感激。客室までの廊下にもミニ冷蔵庫があり、自由に飲むことができます。

今治タオルマークが付いたターバンも、気分が上がります。付け心地はふんわりで期待通り。そのほか歯ブラシやカミソリには間伐材の竹を利用。環境に配慮したサスティナブルなアメニティには、さすがの一言です。
季節の夕食とホタル観賞を楽しむ夜

6月~8月は夏のメニューが楽しめる夕食。「相模湾産サザエと浜名湖海苔ジュレ」は磯の香りとサザエのコリコリ感が堪りません。滑らかなグリーンピース豆腐や天城軍鶏、天城茄子といったご当地食材も登場。旬のご飯はとうもろこし。土鍋の蓋を開けた瞬間甘い香りが漂い、プチっと弾ける食感も贅沢。食べきれなかった場合は夜食用におにぎりにしてくれますよ!

食後はおちあいろうを出て徒歩数分の場所にある、ホタルを観賞できる出会い橋へ。おちあいろうの提灯を持って歩くのも風情があっていいものです。途中から照明は一切NG。真っ暗な闇の中、ホタルが飛び交う姿を見ることができました! 夏の風物詩ですね。

おちあいろうに戻ったらちょうど貸切風呂の予約時間に。貸切風呂までの散歩道も広くて驚きましたが、さらなる驚きはお風呂。今まで想像していた貸切風呂の概念が変わったと言ってもいいほど、広くて充実しています。家族や友人とゆったり入れますね。そのあと大浴場をハシゴして、湯上りにまたビールを。コーヒー牛乳は朝風呂に楽しむことにします。
チェックインからスタッフの期待のさらに上を行くおもてなしが見事だったおちあいろう。今年で創業150年、国の登録有形文化財でもある重厚な建物での滞在は、かしこまり過ぎることなく、心からリラックスできる時間となりました。2日目の滞在記に続きます。
中伊豆 > 修善寺・天城
おちあいろう
夕朝食付 2名1室
148,000円〜(税込)