修善寺温泉は、伊豆でもっとも古いと伝わる湯。近隣の吉奈温泉や伊豆山の走り湯とともに、「伊豆三古湯」に数えられています。そんな修善寺エリアに行くなら、ぜひ歴史ある老舗旅館へ。今回は、重厚かつ風情あふれる修善寺エリア周辺の3つの宿をご紹介します。
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夕朝食付 2名1室
148,000円〜(税込)
明治時代に創業した修善寺エリアの老舗旅館「おちあいろう」は、玄関など計7棟が国の登録有形文化財。宿名は山岡鉄舟によって名付けられており、島崎藤村・林芙美子など名だたる文人墨客に愛されてきた老舗旅館と言えます。老舗の風格ある建築美はそのままに、全16室の客室を2019年にリニューアル。館内は床暖房が設置されていて、真冬でも暖かく過ごせます。香りのよいオリジナルのアメニティが用意されているほか、浴衣だけでなく肌触りのいいパジャマを選べるのもユニーク。オールインクルーシブのドリンクを味わいながら、存分にくつろいでください。「ととのえ親方」の愛称で知られる松尾大氏が手がけたサウナがあったりと、歴史と新しい感覚の両方を満喫できる老舗旅館です。
「時を旅する宿」がコンセプトの「湯回廊 菊屋(共立リゾート)」は、創業から400年以上の歴史を誇る修善寺の老舗旅館。過去には文豪・夏目漱石や昭和天皇も訪れたのだとか。「湯回廊」の名は、趣向の異なる6つの湯船を廊下で巡ることに由来しています。そのうち4つの貸切風呂は、24時間無料で利用可能。予約の必要はなく、空いていればいつでも入れます。湯上がりにドリンクサービスがあるのも、こちらの老舗旅館のうれしいポイントです。2021年には、吊り橋を渡って向かう別邸がリニューアルされました。別邸の利用は中学生以上のみとなっており、大人のための空間が演出されています。生ビールをはじめとしたアルコールやソフトドリンクも、無料で楽しめますよ。
江戸時代から400年以上続いた老舗旅館を、リニューアルして誕生した「東府やResort&Spa-Izu」。約3.6万坪の広大な敷地に、テラスや庭園などの施設が点在しています。ベーカリー&カフェでは、足湯も体験できますよ。古い建物を活かした食事処は、復元された茅葺の屋根が風情たっぷり。アールデコ調の「大正館 芳泉」は宿泊者専用のフリードリンクラウンジになっていて、生ビール・ワイン・コーヒーなどを楽しめます。温泉は、奈良時代に行基上人に発見されたと伝わる吉奈温泉です。伊豆山の走り湯・修善寺とともに「伊豆三古湯」と呼ばれる歴史ある湯を、存分に満喫してください。