また帰ってきたくなる。自然の中で自分本来の姿に戻れる場所 | 星のテラスもとぶ山里

一度宿泊すると、また帰ってきたくなる…。「星のテラスもとぶ山里」は、客室をわずか10室に抑えたスモールホテルだからこそ、人の温かさに触れながら、忘れかけていた自分の気持ちに気づけるリトリートな時間を過ごせますよ。

ホテルを海ではなく山に建設したのは、オーナー自身が沖縄の山の美しさに強く惹かれたから。さらに、着工時に偶然にも大きな虹が空に架かり、山と海、虹が作り出す眺望に感動したことも、縁起の良い思い出として深く心に残っているといいます。

自分の家族のようにゲスト一人ひとりに寄り添うフレンドリーな接客に、こちらまで笑顔に。

ロビーのソファーひとつとっても、「ここに腰掛けるために来た」と言ってもらえるようにと、丁寧に選んだものなのだそう。畳敷きのスペースには、沖縄伝統の弦楽器・三線(さんしん)やパーランクー(太鼓)も。

ウェルカムドリンクには、沖縄県北部の山間地域で多く栽培されている「カーブチー」を使ったジュースを提供。
2015年の開業以来、やんばるの豊かな自然あふれるロケーションと細やかな接客で、ゲストに安らぎのひとときを届けてきた「星のテラスもとぶ山里」。“自然界の中に自分の心と体を還し、再チャージする場所”をコンセプトにした宿には、設計にも携わったオーナーの想いがあちこちに反映されています。
約1年半をかけて試行錯誤しながら設計された宿は、山と海の両方の景色を楽しんでほしいと、廊下を真ん中に配置するデザインを採用。手作り感のある内装は、都会にあるホテルが持つスマートさはないけれど、ふるさとに帰って来たような寛ぎを感じられる空間になっています。
木目のテーブルをはじめ、館内各所にあしらった調度品も落ち着いた雰囲気を演出。ふっくらとしたソファーに腰掛けて「カーブチージュース」をいただけば、長距離移動の疲れもたちまち和らいでいくことでしょう。名護市(なごし)にある「勝山シークヮーサー」とコラボしたカーブチーのストレート果汁入りのボトルは、お土産に購入することもできますよ。
オーナーいわく、今後は屋上テラスのリニューアルなど、さらにゲストに喜んでもらえるような新たな取り組みも考えているとのこと。「『なぜ人は旅をするのか?』と突き詰めた時、私は、新しい場所や自分の心の発見を追い求めることが旅の醍醐味なのだと思っています。当館が多くの旅人たちの要望に応えられるような場所になれたら、これほど嬉しいことはないですね」と、朗らかな表情で話してくれました。
■星のテラスもとぶ山里
・住所/沖縄県国頭郡本部町山里1172-1
・交通アクセス/高速道路を利用し、那覇空港から車で約1時間35分
・駐車場/あり
※チェックイン15時〜22時、チェックアウト10時