フィン・ユールの代表的な椅子が楽しめる部屋 フィン・ユールの代表作「Chieftain chair」が配された部屋。「Chieftain chair」は、フィン・ユールの作品のなかでもファンが多いデザインだそう。落ち着いたワインレッドのこちらの椅子は、座面が低く、座れば自然に体を背もたれに預けられる設計になっています。フィン・ユールに思いを馳せる、味わい深い時間を過ごせますよ。

日本の伝統美が椅子のデザインのモチーフに 「Japan」と名のついた部屋には、日本の神社の鳥居からインスピレーションを得た「Japan」シリーズのソファが配されています。日本の伝統的な建築美にインスパイヤされて生まれたというシリーズは、日本人の暮らしにすっとなじむデザインが魅力です。もともとあったロフトを取り壊した高い天井は、思いのほか空間を広く見せてくれ、部屋にいる時間を快適に過ごせます。

2人掛けの赤いソファが部屋のアクセント 部屋に入ってまず目に入るのが、キュートな赤いソファ。シンプルモダンなホテル内の家具のなかでも、鮮やかな色彩を放つ数少ない存在です。コンパクトなゲストルームにちょうどよいサイズ感で、二人並んで腰かければ自然と距離が縮まるはず。Poetソファのほかに、機能とデザインにうっとりしてしまう、1人掛けの「109チェア」もありますよ。

個性的なペリカンチェアの座り心地を体験できる、ダークトーンの部屋 フィン・ユールの作品の中でも、ひときわユニークな「Pelican」シリーズのチェアが楽しめる部屋です。まさにペリカンが翼を広げて湖に降り立ったかのようなフォルムは、彫刻家の作品の影響を強く受けたといわれています。1940年に開催されたコペンハーゲンでの展示会では注目の的だったそう。座ればまるで後ろから抱きしめられているかのような安心があり、座面も柔らかく座り心地は極上です。

「フランス＆サン」社の名がついた２脚のチェアで寛ぐひと時 もともとはアメリカへ出荷するために、組み立て式で作られていた「France」シリーズ。ブナ、ウォルナット、オークといったナチュラルな天然木のぬくもりと、しっとりとした革の質感が味わい深い「France」の椅子が楽しめます。ツインベッドが配された部屋は、カップルや友人と思い思いの時間が過ごせますよ。梁がむき出しになった高い天井と、窓から差し込む柔らかな太陽光が気持ちの良い部屋です。