夕食の顔は、箱根の歴史を彩る甘酒を使った三河屋鍋 | 箱根小涌園三河屋旅館

更新日：2024年10月23日

箱根小涌園三河屋旅館の夕食は、旬食材をふんだんに使った日本料理。なかでも米麹をつかった三河屋特製の甘酒鍋は伝統ある料理として長年、ゲストを楽しませてきています。

箱根の歴史を彩る甘酒を使った三河屋鍋が登場する夕食

旬の食材を惜しげもなく使いながらも、色彩も豊かでお膳が運ばれてくるたびに頬が緩んでしまいそうになる夕食。秋は焼き茄子や南瓜豆腐、松茸といった旬の食材が前菜で登場します。お造りには鮪などの鮮魚のほか、箱根大平台の湯葉や神奈川県産の自然薯、磯部蒟蒻を。メニューは季節や仕入れ状況によって変わるので、何度来ても新鮮な味に出会えます。

メインは特製の三河屋鍋。この鍋には毎日7時間かけて米麹から手作りされる甘酒が使われています。甘酒はかつて、箱根峠を歩いて越えていた人々を癒やした逸品。箱根でも多くの甘酒茶屋がありましたが、現在は数えるほどに減少しています。そこで箱根小涌園三河屋旅館では、箱根の歴史を彩ってきた甘酒を使った食事を提供しようと料理を考案。メイン料理として特製の甘酒鍋が振る舞われています。

目を引くのは、きのこの種類の多さ。とき色ひら茸、黒舞茸、山伏茸、たもぎ茸などなど食べたことも見たこともないような珍しいきのこを、甘酒の出汁で煮込んでいただきます。お肉は牛、豚、鶏のつみれのほか、国産鹿肉が入ることもあります。

神奈川県産の米麹を1日7時間かけて、とろとろの甘酒に仕上げる

甘酒鍋に使われるのは、箱根小涌園三河屋旅館で毎日手作りされている甘酒。神奈川県産の米麹と箱根の水だけを使い、1時間ごとに撹拌、7時間ほどかけて作られる宿自慢の甘酒です。野菜やお肉に合うよう出汁を加えた甘酒鍋の汁を掬うと麹のつぶつぶが。手作り、出来立ての貴重な味を楽しめます。

子ども用の夕食献立も用意

箱根小涌園三河屋旅館での夕食は、子ども用メニューもあります。握り寿司のほか、エビフライなど子どもがよろこぶメニューで構成。仕入れ状況によって「お子さま夕食献立」の内容は変更されることもありますが、家族みんなで楽しめる食事になりますよ。

ゆったりとした配席のレストランで夕食を味わう

本館1階のレストランで提供される夕食。テーブル席のほか半個室タイプもあるレストランは、ゲストがプライベート空間で食事ができるように、ゆったりとした配席になっています。「箱根小涌園天悠」の総料理長が監修した箱根小涌園三河屋旅館の味を目いっぱい楽しんで。

「大本山永平寺」典座が特別監修。精進料理プランもあり

夕食は日本料理のほか、いくつかプランがあります。そのひとつが、福井県にある「大本山永平寺」の西村老師監修による精進料理です。肉や魚を一切使用せずに野菜や豆腐、季節の食材を使ってつくられる食事は、ベジタリアンのゲストなどにおすすめです。

系列宿に泊まりながら、夕食は箱根小涌園三河屋旅館で食べる宿泊プランも

2016年に開業した「箱根小涌園美山楓林」。箱根小涌園三河屋旅館からは徒歩3分ほどにある系列の宿です。シンプルステイの「箱根小涌園美山楓林」では、夕食を箱根小涌園三河屋旅館で味わえる宿泊プランがあります。夕食は、三河屋鍋を含む日本料理。旅の用途や予算によって選ぶことができるのはうれしいポイントですよね。