歴史を紡ぐ箱根小涌園 三河屋旅館。かけがえのない建築美をじっくりと | 箱根小涌園 三河屋旅館
1883年に創業した箱根小涌園 三河屋旅館。140年以上の歴史を持つ老舗旅館で、国登録有形文化財に指定されている本館のほか、客室や資料館といった館内施設やしつらえの美しさも見どころのひとつです。現代ではなかなか目にできない装飾や建築美の数々を目当てに訪れるゲストもたくさんいるそう。じっくりと鑑賞できる館内で、日本建築の美しさに触れましょう。
記念撮影にもぴったりな唐破風入母屋造りの玄関
まず目に飛び込むのは唐破風入母屋造りの玄関。重厚な佇まいに思わず見入ってしまいそうになるほど。玄関前には趣のある「三河屋」の看板も設置されているので、記念撮影スポットとしてもおすすめです。
貴重な窓ガラスのある空間を楽しむ
本館客室へ向かう廊下では、ぜひ窓に注目を。遊び心溢れる窓枠には創業当時の面影が垣間見えます。現在では修繕なども難しいそうで、大切に大切に扱われています。この窓枠がまるで絵画のフレームのような演出をしてくれるので、ぜひ、箱根浅間山をはじめとする箱根の山々の姿をぜひガラス越しに堪能してみてください。椅子に座ると見事な景色が飛びこんできます。
チェックインの際の本館ラウンジの窓は、ゆがみが特徴の大正ガラス。悪天候時には希少な木製の雨戸が登場するそうで、なかなか見ることができないレアな風景も楽しめます。
こうもりにご来光、伝統の丸窓も。幸福を呼びそうな飾り窓に注目
国登録有形文化財である本館は、数々の伝統建築やこだわりのしつらえに触れられる名スポットでもあります。中でも見てほしいのが3つの飾り窓です。ひとつ目は中国では幸福を招くとされる「蝙蝠(こうもり)」。2つ目は箱根小涌園 三河屋旅館からの景色をイメージした「ご来光と雲」。そして、日本の伝統建築で用いられてきた「丸窓」。どれもめずらしいもので、一見の価値ありな窓ばかりです。どこにあるのか、館内散策で見つけてみましょう。
ガラス窓に隠された小さなハートを探して
本館客室のしつらえも、見逃せないポイントばかり。特に空気抜きの引き窓のデザインなどは、古き良き時代を感じさせる遊び心がたっぷりと詰まっています。注目はガラス窓の装飾。小さいですがハート型にくり抜かれているように見えます。窓の外に広がる景色に目がいってしまいますが、窓枠にもぜひ注目を。見つけると、きっと笑顔になりますよ。
国登録有形文化財の本館をはじめ、建築美を楽しめる宿
本館が国登録有形文化財である箱根小涌園 三河屋旅館。約140年の歴史を刻んできた館内はノスタルジックな雰囲気で、古き良き日本の建築美を存分に味わえます。ほかではなかなか目にできない貴重なものも多く、お目当てに足を運ぶゲストが多いのもうなずけるほど。
趣のある玄関や本館ラウンジなど、施設そのものを楽しむもよし。客室内の些細なところにゲストをおもてなしする心が現れたしつらえを探してみるのもよし。思い思いに優美で希少な箱根小涌園 三河屋旅館の名建築を楽しんでみてはいかがでしょう。
箱根 > 宮ノ下・小涌谷
箱根小涌園 三河屋旅館
夕朝食付 2名1室
68,200円〜(税込)






