夕食は湖畔のレストランで、芸術的フルコースや本格和食懐石を | ザ・プリンス箱根芦ノ湖

更新日：2025年07月14日

箱根・芦ノ湖畔に位置する「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」。そのメインダイニング「ル・トリアノン」は、湖畔リゾートならではの開放感と優雅さが漂う空間で、訪れる人々に非日常の食体験を約束します。大きな窓からは芦ノ湖の雄大な景色が広がり、自然と建築美、そして美食が融合したひとときを堪能できます。

建築と空間美が生み出す非日常

ル・トリアノンの空間は、西館1階をすべてレストランに使い、2階分の高さを持つ贅沢な設計。建築家・村野藤吾による独創的なデザインが随所に息づいています。雨どいは木をイメージし、裾広がりで下に行くほど太くなる形状に。有田焼のタイルが上部の壁を彩り、芦ノ湖側には景色を楽しめる客席、反対側にはキッチンが配置されています。

村野氏がデザインしたペンダントライト

りすのしっぽをモチーフにした絨毯

照明は、村野氏が愛読していた雑誌に載っていた黒人女性の顔から着想を得てデザインされ、宝塚ファンということでフィナーレの羽飾りも取り入れたのだそう。床のじゅうたんは「りすのしっぽ」をモチーフにしたもの。最大100名弱のゲストを美しい空間と芸術的なコースでもてなします。

>>ホテルの建築について詳しくはこちらの記事もご参照ください。

こだわり抜かれたフルコースの世界

ディナーコース「ボヌール」

ディナーコース「パルフェ」

ル・トリアノンのディナーでは、プリンスホテル伝統のフレンチをベースに、最新の調理法も取り入れたコース料理を提供しています。コースは季節やゲストの要望に応じて構成され、前菜からデザートまで一皿ごとに美しい盛り付けと味わいが楽しめます。箱根近隣の旬の食材を中心に、選び抜かれた素材が使われています。

一晩限りのオートクチュール。完全オーダメイドの特別コースも

ル・トリアノンのディナーには、“完全オーダーメイド”のスペシャリテメニューがあります。これは、シェフが事前に直接ゲストと対話し、その日のためだけのオートクチュールコースを作り上げるというもの。ゲスト一人ひとりの希望や思い出、好みに合わせて、シェフ自らが食材選びから構成、調理、演出まで全てを手がけます。過去に同じメニューを出したことがなく、キャビア1缶など特別なリクエストにも応えてきたのだとか。フランス料理の伝統に則り、同じ食材を重ねて使わない工夫や、スペシャリテへのこだわりも徹底されています。

伝統の「ビーフコンソメスープ」に込めた想い

ル・トリアノンの定番「ビーフコンソメスープ」は、どんなスープよりも手間と時間をかけて仕上げられる逸品。開業以来一度もメニューから外れたことがなく、コースに含まれていない場合でも追加注文するゲストが絶えません。調理中は鍋の前を離れることすら許されず、器に注いだらドライシェリーを3滴垂らして蓋を閉じ、開けた時にふわりと香りが立つよう工夫。味付けではなく香りを立方体のように閉じ込め、ブーケガルニによる奥深い香りが特徴です。

季節感や彩りを添えた、華やかな盛り付け

前菜やデザートも、見た目の美しさと味わいのバランスにこだわり抜かれています。季節感や彩りを大切にした盛り付けで、コースの始まりと終わりを華やかに演出。特別な日のサプライズやリクエストにも柔軟に対応し、思い出に残る食体験を提供します。

ソムリエ厳選。自然派・国産ワインの魅力

ル・トリアノンのワインリストは、シェフソムリエ・吉見氏が日本各地のブドウ畑を自ら訪れ、仕込みにも関わって選び抜いた自然派・国産ワインが中心。徳島の希少な「ハイカラさん」など、数量限定のレアワインも揃います。

ワインは約260本をラインアップし、9割が自然派。ワイン造りの素材と真摯に向き合い、愛情を注ぐことでしか生まれない味わいを大切にしています。ワインリストの冒頭には、吉見氏のメッセージが添えられています。

本格的な和食懐石コースも

他にも、日本料理を楽しめる「なだ万雅殿」や、レイクサイドグリルのブッフェディナーもあります。なだ万雅殿は、旬の食材を贅沢に使った本格的な和食懐石コース。前菜からデザートまで美しく盛り付けられ、地元産の豚や新鮮な魚介、季節の野菜などが味わえます。大きな窓からは芦ノ湖や富士山の絶景が広がり、優雅なリゾート空間でゆったりと食事ができますよ。

湖畔リゾートで叶う、特別な食のひととき

ザ・プリンス箱根芦ノ湖のレストランは、芦ノ湖の絶景と村野藤吾氏設計の優美な空間、そしてシェフの技とこだわりが融合した唯一無二の美食体験を提供します。旬の食材を活かしたフレンチや地元食材をふんだんに使ったブッフェ、厳選ワインとのマリアージュなど、ここでしか味わえない贅沢な時間が流れます。自然と調和した非日常のひとときが、訪れる人の記憶に深く刻まれることでしょう。