阿寒のレイクビューリゾートが生まれ変わった! リニューアル宿泊レビュー【後編】 | THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORT(旧 阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香)

たびらいスタッフがやってきたのは、北海道東部・阿寒湖温泉の湖畔に佇む「THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORT」。ホテル周辺散策を楽しみ、館内や客室、温泉を散策した後は、いよいよお待ちかねの食事の時間です。この記事では、2025年1月にグランドオープンしたレイクリゾートの夕食や朝食、阿寒湖温泉の人気イベント「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイ ルミナ)」の魅力をご紹介! 館内施設や客室、温泉が気になる方は【前編】もチェックしてくださいね。
夕食ビュッフェは魚介や実演メニュー、焼きたてピザなど多彩

夕食は、ロビー横のビュッフェレストラン「DEEP FOREST」にて。2025年1月のリニューアルと共に内装もメニューも新たに生まれ変わりました。

向かって左側がメインのビュッフェ台、右側がスイーツコーナー。早速、メインのビュッフェ台から見ていきましょう。
地産地消の食材が引き立つメニューの数々
夕食には、阿寒湖で水揚げされたウチダザリガニやワカサギ、ヒメマスなどを使ったメニューなどが並ぶことも。フランス料理では高級食材として扱われるザリガニですが、日本料理ではあまり馴染みがありませんよね。取材の日に並んでいた「阿寒湖産ウチダザリガニの冷製スープ」は、ザリガニの旨味がしっかりと感じられ、甘みも印象的でした。また、阿寒の名物である豆腐もお忘れなく。阿寒百年水と北海道産大豆で作られた「豆腐工房まるふく」の豆腐は、さまざまなアレンジで楽しめます。
定番もしっかりおさえてる! 刺身・鉄板焼き・煮込み料理など
北海道ビュッフェの定番・刺身は美しく盛り付けられ、一皿ずつ提供されます。隣には、ゲストの目の前でステーキやガーリックシュリンプを焼き上げる実演コーナーも。鉄板からは漂う芳ばしい香りが食欲をそそります。料理長におすすめを伺ったところ、具だくさんの「煮込み料理」はぜひ食べてほしいとのこと! 取材の日は、ポトフ・帆立のクラムチャウダー・ビーフシチュー・ミネストローネの4種が並んでいましたが、泊まるタイミングによってラインアップは異なるそうです。
ピザは焼きたてをテーブルまで運んできてくれる

窯で焼き上げたピザは、アツアツのままテーブルまでサーブしてくれます。注文は、卓上のピザオーダーチケットをスタッフに手渡すだけ。サクッとしたクリスピーピザ生地で、アルコールのお供にもぴったり! 常時3~4種類が用意されているので、好きなものを選びましょう。取材の日は「道産エゾ鹿肉のミックスピザ」と「阿寒サーモンとオホーツク帆立のシーフードピザ」の2つをいただきました。
デザートも実食! ティラミス&杏仁豆腐がおすすめ

食後のデザートもミニケーキやゼリー、クリームブリュレにプリンと大満足のラインアップ。たびらいスタッフのおすすめは、ティラミスと杏仁豆腐。いずれもホテルメイドで、杏仁豆腐には阿寒湖周辺に群生しているシナノキの花から採れたハチミツ「阿寒はちみつ」が使われています。
食後は、光る“リズムスティック”を片手に森をナイトウォーク

夕食ビュッフェで心もお腹も満たされた後は、阿寒湖温泉の一大イベントへ! ロビーから続くテラスを抜けて「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイ ルミナ)」の入場口にやってきました。カムイ ルミナとは、湖畔の森を舞台に繰り広げられる体験型ナイトウォークのこと。昼間は観光船乗り場だった場所が幻想的な雰囲気に変わります。

アイヌ文化で守り神とされるフクロウがストーリーテラーとして登場。フォトスポットにはスマホやカメラ用の撮影台も設置されています。

入場時に背丈ほどある光る杖“リズムスティック”を受け取り、約50分間のナイトウォークがスタート。森の中は真っ暗ですが、このリズムスティックが進む先を照らします。木々や地面に幻想的なライティングやプロジェクションマッピングが施され、臨場感のある音楽が全身を包み込む体験。まるで絵本の世界に迷い込んだかのようでした。一体何が起こるのか…ここでお伝えすることもできますが、内容は事前に知らずに参加した方がより楽しめるので、ぜひ現地で体感してください。

カムイ ルミナは19時45分開始分までに参加して、21時から「阿寒湖アイヌシアターイコㇿ」で上映される「ロストカムイ」とセットで楽しむのもおすすめ。ロストカムイは、デジタルアートとアイヌ古式舞踊を融合させた舞台。アイヌ文化に対しての知識がさらに高まるので、翌日の観光ももっと楽しめるはずです。カムイ ルミナとロストカムイのセット券は、当日ホテルフロントでも購入可能です。
就寝前の一杯。オーディオコーナーでクラフトビールを

ロストカムイの上映を終え、時刻は21時過ぎ。フロント横のスペースが18時~22時の間はナイトバーとして営業しているとのことで、早速やってきました。

フロントのスタッフさんに「ロビーや隣のオーディオコーナーでもお酒をお楽しみいただけますよ」と教えてもらい、オーディオコーナーで一杯いただくことに。立体的なサウンドを奏でるのは、デンマークのオーディオメーカー・バング&オルフセン社製の「BeoSound 9000」。

旅の締めくくりに選んだのは、阿寒郡鶴居村の醸造所「Brasserie Knot (ブラッスリー・ノット)」のベルジャンIPA・DOTO。軽やかで、少しフルーティーなクラフトビールでした。ソファと心地よいサウンドに身をゆだね、旅の余韻に浸る夜…最高です。
朝食ビュッフェではパンに注目! イクラやサーモンで海鮮丼も
ビュッフェ台の一番目立つ場所には、阿寒湖温泉で唯一のベーカリー「Bread & sweets cafe Pan de Pan(パンデパン) 」のパンがずらりと並びます。取材の日はクロワッサンやバターロール、チョコロールなどが楽しめました。さらに、惣菜パンやパンケーキ、デザートピザまでラインアップ! デザートピザはもっちりとした生地で、夜のピザ生地とは印象が異なりました。また夕食同様、テーブルまで出来たてを届けてくれるサービスも実施。朝食はアツアツのパングラタンでした。

イクラやサーモン、甘えびなどの刺身コーナーもあり、ご飯に好きなだけ盛り付けてオリジナル海鮮丼を作ることもできます。
フレッシュなスムージーは朝にぴったりで、常時5種類が用意されています。取材の日は一番人気の「洋梨パイン」をいただきました。食後のデザートは夕食同様に種類豊富。プリンやゼリー、カットフルーツを味わいながら、朝の阿寒湖を眺める優雅なひと時を過ごしました。
宿泊体験のまとめ|たびらいスタッフによるレビューを振り返って

たびらいスタッフの宿泊レビューはいかがでしたか? 朝食後はロビーの窓際席で、湖のきらめきを眺めながらコーヒーを一杯。体からじわじわと眠気が覚めていくのを感じました。宿泊レビューの前編では館内施設や客室、温泉を中心にご紹介。そして後編では、食事と阿寒湖温泉の夜の楽しみ方を中心に情報をお届けしました。ちょっぴりカジュアルに阿寒でホテルステイを楽しみたい、という方にぴったりな最新ホテル。宿泊の際はぜひ、1泊2食付きの宿泊プランで周辺観光とセットで楽しむことをおすすめします。
釧路 > 阿寒町 > 阿寒湖温泉
THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORT(旧 阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香)
夕朝食付 2名1室
29,156円〜(税込)