阿寒のレイクビューリゾートが生まれ変わった! リニューアル宿泊レビュー【前編】 | THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORT(旧 阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香)
2025年1月1日、北海道の東側に位置する阿寒の温泉宿・阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香が、コンセプトを新たに「THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORT」としてグランドオープン! 阿寒湖を望む絶景や源泉かけ流しの温泉が楽しめる大浴場はそのままに、靴をぬいでくつろげるロビーや地元食材が豊富な食事など、新たな魅力が加わりました。この記事では、編集部スタッフが実際に宿泊した体験をもとに、リニューアル後の館内施設・客室・温泉・周辺観光を徹底レビューします。阿寒湖温泉で新しいホテルを探している方、リニューアルの詳細が気になる方は必見です!
阿寒湖温泉の新リゾート「THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORT」とは?
ホテル前に到着すると、見えてくるのがこちらの特徴的なエントランス。今回の舞台、THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORTのコンセプトは「大自然のなかの、カジュアルでアットホームな旅の拠点」。FOREST(森) という名の通り、随所に木のぬくもりを感じる外観デザインです。交差する木材やカーブを描く大きな木の板は「北国の動物たちのいきかう巣穴」をイメージ。さて、時刻は13時。ホテルのチェックイン開始時間まで少し余裕があるので、ホテルの周辺を散策することに。
カフェ&バー「BAR DE PAN(バル デ パン)」でランチタイム
THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORTの1階には「BAR DE PAN(バル デ パン)」を併設。ランチからバータイムまで営業しており、ソフトクリームやドリンクのテイクアウトも可能なカフェ&バーです。窓際のカウンター席にはコンセントが設置されており、スマホの充電も可能でした。
せっかくなので、お店のスタッフさんにランチのおすすめを聞いてみました。人気No.1は、こちらの「道産牛のローストビーフサンド」なのだそう。しっとり柔らかな自家製ローストビーフがぎっしり詰まっており、たびらいスタッフのランチはこちらに決まり。ホテルの隣にある阿寒湖温泉で唯一のベーカリー「Bread & sweets cafe Pan de Pan(パンデパン) 」のバゲットを使っており、バゲットを噛みしめると北海道産小麦の風味と香りが口いっぱいに広がりました。
たびらいスタッフはバゲットサンドをいただきましたが、ボリュームを重視するならランチ限定のセットメニューもおすすめだそう。「道産豚の厚切りポークチャップ」と「道産牛100%ビーフバーグ」の2つがあり、いずれもライス・サラダ・スープ付き。特に人気を集めているのがハンバーグとのことでした。北海道産牛肉を100%使ったジューシーなハンバーグはなんと300グラム! 男性でも十分満足できるボリューム感ですね。
お土産にもぴったりなスイーツも並んでいました。シュークリームは「お」あかんシューと「め」あかんシューの2種類。阿寒湖の南西部にそびえる雄阿寒岳(おあかんだけ)と雌阿寒岳(めあかんだけ)に由来しています。たびらいスタッフは写真手前の「め」あかんシューを購入。カラメル味のカスタードクリームは程よい甘みで、サクサク食感の皮と相性抜群!
ホテルの目の前! 阿寒湖温泉の観光スポットを満喫
バルデパンのすぐ目の前には、阿寒湖まりも足湯「ウレ・カリㇷ゚」がありました。ひと際目立つ三角屋根の屋根付き、さらにWi-Fi完備というなんとも贅沢な足湯です。源泉かけ流しの温泉を楽しめる足湯の中央には大きなテーブルも設置されているので、バルデパンでドリンクなどをテイクアウトして楽しむのも良いかもしれません。
足湯の近くでは、タオルの自動販売機も発見。阿寒に生息するマリモをモチーフにしたデザインがかわいい! タオルやハンカチがないという時に便利ですし、何より旅の思い出になりますよね。
阿寒湖をめぐる遊覧船乗り場はホテルのすぐ裏手に
足湯からまっすぐ阿寒湖畔へと歩くと、湖を一周できる観光船乗り場が姿を現します。阿寒湖に浮かぶチュウルイ島にある「マリモ展示観察センター」を訪れるなら、ここから遊覧船に乗りましょう。湖のきらめきや手つかずの自然、特別天然記念物のマリモをたっぷりと味わえる約85分の船旅。阿寒湖に来たのなら、ぜひ乗船しておくことをおすすめします。
リニューアル後のロビーを体験レビュー
15時、いよいよチェックイン。木のトンネルを抜けると、開放感あふれるリニューアルされたロビーが広がります。
ロビー周辺の内装は全面的にリニューアルされ、壁や階段の手すりには北海道産のカラマツが施されました。壁面の照明は木の枝を、天井の照明はシマフクロウをモチーフにしていると、スタッフさんが教えてくれました。
北海道最大級のアイヌコタン(アイヌ民族の集落)が存在する阿寒湖温泉ですが、シマフクロウはアイヌ文化では森の守り神として崇められています。先ほどの足湯や観光船もそうですが、至るところでアイヌ文化を感じることができるのが、阿寒ならではの体験です。
ロビーでは北海道にまつわる写真集や絵本を読めるようになっており、靴をぬいでくつろぐことができました。たびらいスタッフが取材した日は、赤ちゃんとパパ・ママがドリンクを飲みながらくつろいでいましたよ。
7時〜10時と15時〜21時の間、ロビーでコーヒー&デトックスウォーターのサービスを実施。チェックインや食事、観光の前後に気軽に立ち寄れます。
思わず読書に没頭してしまいそうなスペース「絵本ギャラリー」。カラマツの木が緩やかなカーブを描き全身を包んでくれるかのようです。ここには、世界各国の絵本がたくさん並んでいました。
本日、宿泊する客室は「スーペリアダブル」
スーペリアダブルは38.5平米。キングサイズのベッドを置いても、まだまだゆとりのある広さです。電子レンジやケトルまで備わっており、1泊と言わず連泊利用にも便利な客室。客室は「花ゆう香」時代と変わりありませんが、こちらの客室は2021年12月にリニューアルされた比較的新しい客室です。
大きく取られた窓の向こうには、阿寒湖の眺望が広がっています。観光船乗り場を上から見下ろす形に。
清潔感あるシャワールームと大きくスペースをとった脱衣スペースには、鶴雅オリジナルのバスアメニティを用意。洗顔料やオールインワンジェルも用意されているので、荷物は最小限で済みそうです。
個人的には、館内着は上下セパレートタイプなのもうれしい配慮。客室にはシャワーブースのみで浴槽はありませんが、ホテルには大浴場があるので問題なし。バスタオルを客室に用意されていたバッグに詰めて、いざ大浴場へ!
大浴場の濃厚な源泉かけ流しの温泉で肌を労わる
大浴場で楽しめるのが、美肌に良いとされる保湿成分「メタケイ酸」がたっぷり含まれた源泉かけ流しの温泉。浴場自体はコンパクトな造りではありますが、周辺のホテルと比較してもメタケイ酸の含有量の豊富さが自慢です。サウナ&水風呂もセットで利用したところ、さらにリフレッシュできました。
女性浴場にはうれしい特典も! まず、シャワーヘッドには、ミラブルのシャワーヘッドを採用。脱衣所にはReFaのドライヤー、女優鏡、パナソニックのスチーマーナノケアなど、お風呂上がりのケアに便利なグッズもいくつか用意されていました。また、同じく阿寒湖温泉内にある「あかん遊久の里 鶴雅」の大浴場を無料で利用できるのもポイントです。
宿泊体験のまとめ|後編で夕食・朝食・夜の楽しみ方を紹介!
阿寒湖温泉の新リゾート「THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORT」は、リニューアルでさらに快適&おしゃれなホテルに生まれ変わっていました。ホテルの周辺観光やロビーを中心とした館内施設、客室・温泉の宿泊レビューは、阿寒湖温泉で宿泊先を探している方はぜひ参考にしてみてくださいね。【後編】では、夕食・夜の過ごし方・朝食を詳しくご紹介します。お楽しみに!
釧路 > 阿寒町 > 阿寒湖温泉
THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORT(旧 阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香)
夕朝食付 2名1室
28,216円〜(税込)













