進化が止まらない「札幌ストリームホテル」の朝食ブッフェを実食レビュー | SAPPORO STREAM HOTEL
地下鉄すすきの駅直結の便利な立地と、“札幌ならでは”の要素が随所に散りばめられた「SAPPORO STREAM HOTEL(札幌ストリームホテル)」。2025年4月に、朝食ブッフェがリニューアルしたことはご存じでしょうか?
ススキノ交差点を見下ろすモダンなレストランで、独創的な北海道グルメや、シメパフェならぬ“朝パフェ”を楽しめるとの情報をキャッチ! 早速、たびらいスタッフがリニューアルした内容と、メニュー誕生秘話を探ってきました。
リニューアル後の内容は? おすすめを聞いてみた
SAPPORO STREAM HOTELの朝食は「北海道とつながるモダングリル」をテーマに、2025年4月1日にリニューアル。札幌市内のホテルではなかなか味わえない「炭鉄港めし」などの人気メニューはそのままに、シェフが目の前で仕上げるライブキッチンのメニューは一新されました。
実食する前に、たびらい編集部としては朝食のこだわりポイントはおさえておきたいところ。朝の忙しい時間帯にも関わらず、舘野利弘料理長が快く教えてくれました。
ー朝食メニューを発案する上で、こだわっているポイントは?
「北海道産にはこだわっていますね。色々な街に足を運んで現地のメニューを実食し、レパートリーを増やしていっています。あまりアレンジを加えすぎずに、北海道感がありつつも高級感のあるメニューを意識しています」
ー特に力を入れたメニューを教えてください
「ライブキッチンのメニューは特にこだわっています。3種の丼ぶりを日替わりで提供しているのですが、例えば、かにたま丼は目の前の鉄板で作るのが他ではあまりないと思います。刺身用のサーモンはそのまま出さずにその場で炙ってイクラと合わせるなど、“北海道の朝食あるある”にプラスの要素を加えられるよう工夫しています」
まずはその場で炙る「サーモン丼」と鉄板で作る「かに玉丼」を実食
舘野料理長が特にこだわったというライブキッチンメニューがこちら! ライブキッチンでは、3種類の贅沢丼を日替わりで提供しています。取材の日は「炙りサーモン丼イクラ乗せ」と「あべ養鶏場の下川六〇酵素卵と本ズワイガニのかに玉あんかけ丼」の2つを楽しめました。もうひとつのメニューは、和牛の焼きしゃぶ丼です。
コーナーの前には写真付きの説明書きがあり、どんなメニューか一目でわかります。そして自分で好きなだけご飯を盛れるので、どちらを食べようか迷ったら、ご飯を少なめにして2つとも味わっちゃいましょう。ご飯ももちろん北海道産です。
ひとつ一つ、シェフが目の前で手際よく調理をスタート。あべ養鶏場の下川六〇酵素卵を使ったかに玉は、料理長の言う通り鉄板でふんわりと焼き上げて、アツアツのまま“ずわい蟹のほぐし身”と一緒にご飯の上にオン! サーモンも目の前で炙ってくれて、仕上げにイクラをたっぷりかけて完成です。ライブキッチンコーナーにはほかにもご飯のお供が用意されていたので、日替わり丼以外の楽しみ方もできそう。
オープンから人気の「炭鉄港めし」は絶対に味わって
2024年1月開業時からの定番メニュー「炭鉄港めし」。炭鉄港めしは、北海道の炭鉱・鉄鋼・港湾産業を支えた労働者たちが好んだ、栄養豊富でスタミナ満点の郷土料理のこと。室蘭焼き鳥や赤平がんがん鍋など、地域の歴史とともに今も愛されています。舘野料理長曰く最新メニューの「上砂川町ソースカツ丼」は、実物を食べられる場所が1店舗だけ残っており、店舗がある山の中までわざわざ足を運んで実食したのだそう。
道民でさえコンプリートが難しい、炭鉄港めし。SAPPORO STREAM HOTELの朝食ブッフェでは常時4種類ほどが並んでいるので、ぜひ少しずつ味わってみてくださいね。
シメパフェ、ならぬ「朝パフェ」はアレンジを楽しんで
食後にはぜひ、自分でソフトクリームを巻いてアレンジを楽しめる「朝パフェ」を!
トッピングやソースが豊富なので自由に選ぶも良し、スタッフさんのおすすめアレンジも紹介されているのでレシピ通りに作っても良し。スタッフさんのおすすめアレンジは、候補を出し合って特に好評だった3レシピが紹介されています。そのひとつを作ろうと思ったものの、途中で目移りしてアレンジを加えてしまいました。でもこんな楽しみができるのも、ブッフェならではの贅沢ですよね!
朝にぴったり! リニューアル後はスムージーも仲間入り
ドリンクコーナーには、見た目も華やかな2種類のスムージーも。こちらもリニューアル後に登場したメニューです。取材の日は「パープルスムージー」と「グリーンスムージー」があり、2つとも試してみましたが、たびらいスタッフはグリーンスムージーがお気に入り! パイナップル・アボカド・小松菜の他、りんごジュース・ライム果汁がミックスされているので、爽やかな甘みとさっぱりとした味わいで、朝の目覚めの一杯にぴったりでした。今後、スムージーの内容は季節によって変更していく予定もあるのだそう。
自由自在にカスタマイズできる豊富なトッピングがうれしい
実際に味わって気づいたことがあります。それはバリエーション豊かな調味料やトッピングが、カスタムの楽しさを無限に広げてくれるということ。調味料などは、料理長のルーツであるフレンチをヒントに、フランスやイタリアのものを取り入れています。そして「地方で一生懸命作っている人がいるということを伝えていきたい」という想いのもと、北海道でもあまり知られていない、
写真は色とりどりの野菜やフルーツが並ぶ、サラダコーナー。その横にはサラダ用にオイルやビネガー、ドレッシング、トッピングが15種類以上並んでいます。たびらいスタッフは、北海道・北竜町産のひまわりオイルをチョイス。すぐ横には、北海道産の生乳を使ってイタリアのチーズ職人が本場の製法で作る、札幌発のチーズブランド「ファットリアビオ」のモッツアレラとリコッタも。お好みでハチミツをかけると、チーズのコクや旨味がさらに引き立ちますよ。
レストランオリジナルのモーニングカレーには、カボチャとインカのめざめをトッピング。スパイスを振りかければ、さらに味が深まりました。味変で温泉卵をのせるもおすすめです!
編集部まとめ:気になるメニューはあった?
リニューアルを経てさらに進化したSAPPORO STREAM HOTELの朝食ブッフェは、北海道グルメや北海道産食材を存分に楽しめる内容。ライブキッチンや炭鉄港めしはもちろん、豊富なトッピングと調味料で、メニューを自分好みにカスタマイズできるのが魅力です。この記事ではたびらいスタッフが実際に食べたメニューを紹介していますが、残念ながら紹介できなかったメニューもあるので、ぜひ公式サイトをチェックしてくださいね。朝の札幌で、北海道の魅力を食で再発見してみてはいかがでしょうか。
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SAPPORO STREAM HOTEL
朝食付 2名1室
39,600円〜(税込)








