自然の歓待を受け、紡がれる季節に魅了される奥定山渓の料理宿 | 奥定山渓温泉 佳松御苑

湯処として知られる札幌・定山渓温泉のさらに先。荘厳な森が広がる奥定山渓と呼ばれる地に、全23室の宿「奥定山渓温泉 佳松御苑(かしょうぎょえん)」は静かに佇んでいます。
宿のコンセプトは「季(とき)を紡ぐ料理宿」。1989年に純和風旅館として開業し、2018年に新築され今の姿へと深化を遂げた歴史を持つ佳松御苑は、和の趣きをそのままに、現代建築の快適さと四季の美しさが融合する場所です。
支笏洞爺国立公園を舞台に、四季の移ろいと共に過ごす

敷地内に広がるのは、先代から受け継いだ庭園
春は桜、夏は藤や紫陽花、ツツジが咲き誇り、秋はカエデなどの樹木が艶やかな紅葉に染まる敷地内。冬は真っ白な雪がしんしんと降り積もり、それもまた訪れる人を魅了します。
春夏秋冬でくっきりと情景が異なるのは、周囲に手つかずの自然が残っているからこそ。宿が位置するのは、支笏洞爺国立公園内という大自然に恵まれた場所。移ろう季節の儚さと共に、四季という日本文化の奥ゆかしさが、約3000坪もの宿の敷地を満たしています。
木々が芽吹きはじめる頃。池泉には桜が舞う

大きな窓を有するレストランから見た池泉
辺りを丁寧に手入れされた庭や、四季を映す池泉に囲まれた佳松御苑。特に池泉は、滞在中幾度となく目にすることになるでしょう。ライブラリーラウンジやレストランの大きな窓の外を彩る池泉の中島には、桜の木が鎮座。草木の芽吹き始まる頃には、美しい花を咲かせてゲストを迎え入れてくれます。
ライブラリーラウンジ奥の「かぜテラス」にも足を運びたい

足跡ひとつない雪の絨毯に覆われた池泉
滞在中の過ごし方はさまざま。部屋でのんびりと温泉に浸かるも良し、また、庭園をゆっくりと散歩するも良し。時間があればライブラリーラウンジから続く「かぜテラス」へと足を運ぶのも良いでしょう。暖かい時期はもちろんのこと、雪の絨毯に覆われた冬も幻想的。少しだけウッドデッキに出て、記念の一枚を撮影してみては。
細やかなおもてなしの積み重ねが幸福感をもたらす

ここでのチェックインはワインと共に
館内に一歩足を踏み入れれば、そこは美意識の高い設えが広がる要人たちの別荘のような空間。思わず肩に力が入りそうになりますが、やさしいトーンで声をかけてくれるスタッフのお出迎えにすぐに力が抜け、これからの良き滞在を予感させてくれます。まずは窓の外の景色を眺めながら、ウェルカムドリンクのワインを一杯。赤ワインと白ワインから好きな方を選んで。
「季を紡ぐ料理宿」の名に恥じない美食の数々

ある日のパスタ「浅利のリングイネ」
コンセプトが「季を紡ぐ料理宿」というだけあり、宿の真髄とも言えるのが料理。夕食にイタリアンが提供されるのは、定山渓周辺の宿ではここだけです。
季節はもちろん、時間・天候によって多様な表情を見せる宿

「かぜテラス」から月を眺めるのも良さそう
訪れる季節によって、さまざまな情景の美しさ、そして美食がもてなしてくれる宿「奥定山渓温泉 佳松御苑」。滞在にエッセンスを加えるのは、時間や天候の変化も例外ではありません。
例えば晴れた夜。遮る明かりの少ない奥定山渓は、夜になると一面真っ暗となり、空には無数の星が浮かび上がります。
例えば雨の日。窓の外を眺めれば、霧が立ち込める池泉を背景に、屋根を伝い“しとしと”と降る雨に目を奪われることでしょう。
訪れる度に魅力が増す奥定山渓の隠れ宿。どの情景に心を奪われるかは、気持ちの赴くままに。ぜひ、あなたの定宿の候補に加えてみてはいかがでしょうか。
札幌 > 定山渓温泉
奥定山渓温泉 佳松御苑
夕朝食付 2名1室
74,764円〜(税込)