北海道の旬を皿に描く、イタリアンシェフが手掛ける口福のディナー | 奥定山渓温泉 佳松御苑
四季を映す景色とかけ流しの温泉で旅情に浸ったあとは、旅のひと夜にふさわしい美食が待つ、「奥定山渓温泉 佳松御苑」が誇るレストランへ。
前菜から始まり、パスタ、魚料理、肉料理、そしてデザートと続くイタリアンコースは、北海道の豊かな土壌が生んだ新鮮な食材をふんだんに使用。イタリアンディナーのコースの中身は、その日、その時によって異なり、いつ訪れても一期一会の出会いが待ち受けています。その日仕入れた材料のコンディションに応じて、ベストな調理法・提供方法を考え抜くのは、佳松御苑の真髄とも言える“料理”を支える、鈴木シェフ。
夕食は全5品の「奥定山渓イタリアンコース」
根室産花咲ガニ キタアカリ(2024-2025年冬のアペリティフ)
▲根室産花咲ガニ キタアカリ(2024-2025年冬のアペリティフ)
写真はある冬の日のアペリティフ(前菜)。北海道産じゃがいも・キタアカリのマッシュは舌触りなめらか。見た目も美しく口当たりの良いジュレに加え、根室産の花咲ガニがアクセントをきかせた逸品です。根室産の花咲ガニは、食べ応えのある身と濃厚な甘みが特徴的。素材選びはシェフが自ら行うことも多いのだそう。
2024-25年冬のパスタ一例「厚田産 望来豚 サルシッチャ ポルチーニのキッタラ」
▲2024-25年冬のパスタ一例「厚田産 望来豚 サルシッチャ ポルチーニのキッタラ」
前菜のあとには、鈴木シェフが得意とするイタリアンパスタが登場。この日のパスタには、北海道・石狩市のブランド豚「望来豚(もうらいとん)」のサルシッチャ(ソーセージ)をふんだんに。脂身がしつこくなく、甘くあっさりとした味わいの望来豚。アルデンテのパスタに、うま身と酸味のバランスが見事なポルチーニ茸のトマトソースをチョイス。ここはぜひ、白ワインと一緒に味わって。
食事とともに楽しみたいお酒は、ソムリエセレクトのシャンパンに世界各地のワイン、北海道余市にある「NIKI Hillsヴィレッジ」のワイン、増毛町「国稀酒造」の日本酒など豊富なラインアップ。料理とのマリアージュを楽しむ“ペアリング”もおすすめです。時には季節限定の銘酒が並ぶことも。
2024-25年冬のペッシェ一例「釧路産大助のインパデッラ 音更産リーキ・キャビア」
▲2024-25年冬のペッシェ一例「釧路産大助のインパデッラ 音更産リーキ・キャビア」
見た目にも楽しく美しく。その日市場から仕入れた魚介を使う魚料理(ペッシェ)も、シェフが捻りを利かせたイタリアンに。脂がのった釧路産の大助(キングサーモン)のソテーに、彩り豊かな野菜がさらに華を添えます。食器は料理内容や季節に合わせてチョイスしているそう。
2024-25年冬のカルネ一例「道産十勝彩美牛フィレ肉のアッロースト」
▲2024-25年冬のカルネ一例「道産十勝彩美牛フィレ肉のアッロースト」
肉料理(カルネ)の内容も日々異なりますが、基本の素材はシェフが選び抜いた「十勝彩美(さいび)牛」。新鮮な十勝彩美牛を塊で仕入れるので、ヒレ・ロース・サーロインと部位は日替わりのお楽しみです。
2024-25年冬のドルチェ一例「ボネ りんごと焦がしカラメル」
▲2024-25年冬のドルチェ一例「ボネ りんごと焦がしカラメル」
コース終盤のデザートでも、ゲストの心をギュッと掴むのことを忘れない鈴木シェフ。取材の日はイタリアの伝統的なスイーツ「ボネ」に、りんごと焦がしカラメルをマリアージュし、目にも美しいドルチェを仕上げていました。事前の予約で記念日やお祝い用にサプライズプレートの用意も可能。サーブのタイミングや演出の希望を事前に伝えておけば、スタッフがさりげなくサポートをしてくれますよ。
窓の外の風景も夕食を彩るエッセンスに
オープンキッチンから芳しい香りが漂うテーブル席
宿のディナータイムを彩るのは、料理だけでなく空間や景色も同様。清潔に保たれたオープンキッチンと、奥定山渓の恵まれた自然が広がる大開口の窓。オープンキッチンのメリットは、ゲストの温度感が宿側に伝わることはもちろん、ゲストが食事を待っている間すら、「奥定山渓イタリアン」を五感で楽しませてくれる、ということに尽きるのではないでしょうか。
オープンキッチン側には、大開口の窓を正面に設計したカウンター席を用意。刻一刻と移り変わる情景を眺めながらの夕食タイムは、また格別ですよ。カウンター席の横には、下へと続く階段が。
窓際の席では、池泉を囲む木々のざわめきを感じて
階段を下がると、佳松御苑が誇る池泉に向かって突き出すように設計されたスペースも。
壁一面の窓が開放感を演出する個室の席も用意
長テーブルで時間を共有できる個室もあり、三世代での滞在やお祝いなどの特別なシーンでも周囲に気兼ねせず食事を堪能できますよ。
夜の訪れとともに始まる、北海道の旬を盛り込んだイタリアンディナー。2018年の開業当初は「温泉宿でイタリアン」という珍しさが勝っていたそうですが、時を経て確かな実力が評判を呼び、唯一無二の「奥定山渓イタリアン」が完成しました。窓の外の情景に身を委ねるディナータイムを、ここ「奥定山渓温泉 佳松御苑」で堪能してみてはいかがでしょうか。
「奥定山渓温泉 佳松御苑」夕食の基本情報
・場所/L階(ロビー階)
・時間/17時30分~21時
札幌 > 定山渓温泉
奥定山渓温泉 佳松御苑
夕朝食付 2名1室
70,016円〜(税込)








