湯河原温泉とは？ 特徴・泉質・魅力について

湯河原温泉は、万葉集で「足柄の土肥の河内に出づる湯の 世にもたよらに子ろが言はなくに」と詠われた名湯。万病に効くとされ、江戸幕府にも献上された評価の高いお湯です。明治29年に人車鉄道が開通し、交通の便がよくなったことから人々の往来が加速し、目覚ましい発展を遂げました。湯河原町は、芸術家や文豪に愛された町としても有名です。

泉質は、塩化物泉、単純温泉、硫酸塩泉です。関節リウマチや変形性関節症、腰痛症、神経痛、軽症高血圧、疲労回復、健康増進などに効果があるとされています。

周辺には観光施設が点在しており、「ちぼり湯河原スイーツファクトリー」や「湯河原惣湯 Books & Retreat」などがおすすめです。「ちぼり湯河原スイーツファクトリー」には、お菓子づくり体験コーナーがあり、子どもと一緒にシュガーペンでクッキーに絵を描く体験ができます。万葉公園内に位置する「湯河原惣湯 Books & Retreat」は、日帰り温泉が楽しめる「惣湯テラス」と、地元の食材を使用した料理やドリンクが味わえる「玄関テラス」で構成されており、公園の再整備事業として新しいスポットとなっています。

「不動滝」で自然に溶け込むような時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。湯河原5大滝のひとつである「不動滝」は、落差が15メートルあり、遊歩道からもその姿を眺めることができます。滝を見た後には「不動滝茶屋」でマイナスイオンを浴びながら、軽食や甘味を楽しむのもおすすめですよ。

「池峯もみじの郷」で紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。約540本もの紅葉を楽しめる「池峯もみじの郷」は、観光客にも人気のハイキングコースが整備されています。紅く染まった公園内で、自然の息吹を感じることができますよ。紅葉の見頃は、例年11月から12月初旬頃なので、事前に確認をしてから出かけましょう。