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海底の浅瀬が出現して道のようになる自然現象
トンボロ現象とは、普段は海によって隔たれている陸地と島などが、干潮時に海底の浅瀬が出現して道のようになる自然現象のことをいいます。日本でも全国にトンボロ現象を楽しむことができる場所がありますので、ご紹介します。
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トンボロ現象の仕組みは、干潮時に海水が少なくなること、海底の浅瀬が出現すること、陸地と島などが道続きになること、複数の要因が組み合わさり起こります。自然相手なので、毎回必ず現れるものではないことを理解しておきましょう。
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見られる場所は少なく、現れる時間もごくわずか
見られる場所は、静岡県の三四郎島、岡山県の黒島、山口県の真宮島、愛媛県の大角豆島、沖縄県名護市の屋我地島などがあります。日本でトンボロ現象が見られる場所は少なく、現れる時間もごくわずかで、貴重な現象になっています。事前のチェックをしっかりと行ない、不思議な自然の力を鑑賞してください。
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観察時の注意点として、滑りやすい場所が多くありますので、靴を履いて行くことをおすすめします。また、海の様子を定期的にチェックして、潮が満ちてきたり、トンボロが狭くなったと感じたらすぐに戻りましょう。夢中になりすぎると、陸地に戻れなくなることがあります。自然が相手ということを忘れずに、トンボロ現象を楽しんでください。