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定山渓温泉の歴史は古く、慶応2年に修験僧・美泉定山(みいずみじょうざん)がアイヌの人々の案内で、泉源と出会ったことから始まったとされています。地元の人や旅人が利用できるように温泉施設の整備に尽力したことから、「定山渓」という地名は美泉定山の名からつけられています。定山没後も、恵まれた自然環境と良質な湯と共に発展し、観光客の心と体を癒してくれる人気の温泉地となっています。
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泉質は無色透明の「ナトリウム塩化物泉」で、国内ではポピュラーな泉質です。肌に塩分が付着することで、ポカポカと体の中から温まることができ、筋肉痛や冷え性に効果があるとされています。
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秋には、鮮やかな紅葉を楽しみながら温泉街や渓谷の散策をしたり、施設で紅葉を眺めながら入浴を楽しんだりと過ごし方はさまざまです。新緑のシーズンには、秋とは違った景色を楽しむことができますので、何度も訪れてみることをおすすめします。
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おすすめの温泉施設は、「グランドブリッセンホテル定山渓」や「翠山亭倶楽部定山渓」などです。「グランドブリッセンホテル定山渓」は、2021年に開業した新しいホテルです。渓谷に面した高台から四季折々の景色を楽しむことができます。インターネットや情報誌を活用し、気になる施設を訪れてみてはいかがでしょうか。
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「定山源泉公園」で足湯を楽しむのはいかがでしょうか。「定山源泉公園」は、源泉が湧出する場所で、広々とした足湯と緑豊かな空間が魅力の公園です。定山渓温泉の開祖・美泉定山の生誕200年を記念し造られた公園で、2017年にリニューアルされています。園内では手軽に楽しめる「足湯」や「おんたまの湯」で温泉たまごを作ることもできますよ。