

1.
百名ビーチは、琉球の創成神「アマミキヨ」が久高島から渡ってきた場所とされ、地元では聖域として大切にされている浜辺です。上陸した地点を示す石碑「ヤハラヅカサ」が浜の少し沖合に立っていますが、満潮時は海に沈み干潮時になると全容が現われます。また、近くには同じく聖地である「浜川御嶽(はまがわうたき)」もあるので、感謝の気持ちと節度を持ってレジャーを楽しみましょう。
2.
真っ白に輝く広い砂浜は、足をとられてしまうほどフカフカ。ただ、自然のままのビーチなのでサンゴや石が多く、素足で歩くのはおすすめできません。クラゲ防止ネットも設置されていないため注意が必要です。海水は濁ることなくきれいで、透明度も高いのが特徴。
3.
百名ビーチには、トイレなどの設備がありません。となりにある新原ビーチで、駐車場やトイレを利用することになります。那覇空港から百名ビーチへは、那覇空港自動車道の南風原南ICを経由して約25キロ、45分ほどの距離にあります。国道331号からは新原ビーチを目指して、海側へ降りていくような道へと進みましょう。
4.
南城市のパワースポットが点在する地域なので、聖地巡りなどもおすすめです。また、百名ビーチより南へ2.5キロほど進むと、奥武島へわたる橋が見えてきます。奥武島は周囲約2キロの小さな島。橋を渡った正面右側には奥武島名物の天ぷらを売る「中本鮮魚てんぷら店」があって、連日地元客や観光客でにぎわっています。
5.
百名ビーチは遠浅なので、小さな子どもでも楽しく海遊びができます。ランチボックスをもってピクニック気分で過ごしたり、プライベートビーチ感覚で、バーベキューなどをしながら過ごしてみては。干潮の時はカラカラになります。そこで海の生き物探しをするのもおすすめですよ。