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エイサーは沖縄の伝統的な踊り
エイサーは沖縄の伝統的な踊りのことで、各青年会が旧盆の夜に街中を練り歩くことで知られています。大太鼓、締太鼓、三線、イキガモーイ(男手踊り)、イナグモーイ(女手踊り)、唄い手の地方(じかた)、先頭に立つ旗頭、観客を盛り上げるサナジャーというように、隊列を編成して移動します。力強い演舞は圧巻で、見る人を魅了してやみません。沖縄の夏の終わりを告げるエイサーは、沖縄の人にとって大切なイベントになっています。
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エイサーの歴史はさまざまな説があるとされています。1603年ころに、当時の琉球王時代に浄土宗が伝わり、念仏の歌で先祖の霊を供養するようになった説が有力だといわれていますが、他に500年以上前が起源だという説もあり、現在も研究の途中となっています。
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魅力は力強い演舞に加えて、各青年会が伝統を守って引き継いできた踊りの型と、太鼓の音にあるでしょう。色鮮やかな衣装にも注目です。「イーヤーサーサー」「ハーイーヤー」の掛け声を聞けば、自然と体が動いてしまうのも魅力となっています。
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主要なイベントには、沖縄全島エイサーまつり、エイサーナイト、うるま市エイサーまつりなどがあります。沖縄全島エイサーまつりは、沖縄がエイサーで染まる一大イベントとなっていますので、お気に入りのエイサーに出会えるかもしれませんよ。この他にも、1年を通して沖縄の各地でエイサーのイベントが開催されていますので、情報誌やインターネットでチェックしてみてください。
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エイサーに参加する方法としては、各エイサーイベント主催者が出している告知をチェックしましょう。各青年会以外にも特別出演の枠があったり、初心者でも参加ができるイベントが開催されている場合もあります。また近年、全国にもエイサーイベントを行なう自治体がありますので、自分の参加しやすい方法を見つけて楽しんでみて。